クロスジギンヤンマ産卵

2017年は、5月3日がクロスジギンヤンマ(黒筋銀蜻蜓・黒条銀蜻蜓)の初見だった。
その時は雌探しの雄だった。そして、随分と早い登場だと思った。
さらに、5月5日は産卵する雌を見て、記録している。産卵も2016年までの記録よりも随分と早いものだった。

ところが、2018年は従前の野周り(丘陵地帯の散歩)に加えて山地の沢遊びも始まってしまった。
そして、野周りの観察場所も増え、山地の方も観察場所が増え、休日が足らなくなってしまった。さらに、山地では、私にとって未知の蜻蛉が観察できたりするので、野周りの観察が後回しになりがちだった。

クロスジギンヤンマも観察が後回しになった蜻蛉の一つ。
MEMO(記録)の整理ができていないので、現時点で、2018年のクロスジギンヤンマの初見日は不明。
それでも、5月12日のMEMOに「去ろうとしたら、クロスジギンヤンマ♂が雌探しの周回をしていた。眼が慣れると、2匹いた。溜池のクロスジギンヤンマ♂よりも複雑な飛行パターンなので撮影は困難と思われる」と、あった。
なお、MEMOには初見とは書いてなかった。

そんな具合であったが、ようやく、6月17日にクロスジギンヤンマの撮影(記録)が出来た。
2018年の初撮りは雌の単独産卵であった。
なお、6月17日以前にも雌の産卵を見ているが、それは撮り逃がしていた。
所見日と初撮り日がずれてしまっているが、2018年の記録としてクロスジギンヤンマが21種目の蜻蛉となった。


画像

画像 1 産卵中のクロスジギンヤンマ 単独植物組織内産卵  


クロスジギンヤンマ(黒筋銀蜻蜓・黒条銀蜻蜓)
不均翅亜目(トンボ亜目) ヤンマ科 ギンヤンマ属
Anax nigrofasciatus
Anax nigrofasciatus nigrofasciatus 東アジア産亜種。

別亜種A. n. nigrolineatus がインド、タイに生息するとのこと。
クロスジギンヤンマは単独植物組織内産卵。
なお、同属のギンヤンマ(銀蜻蜓)は、連結産卵であったり、単独産卵であったりする。
ギンヤンマも、植物組織内産卵である。


http://yagopedia.com/refbook.php?tombo=80 の「トンボ概要」によると、
♂:全長68~87 mm、腹長44~59 mm、後翅長42~50 mm。
♀:全長64~81 mm、腹長43~57 mm、後翅長42~50 mm。
(日本のトンボより引用)
とあった。(2018年10月11日調べ)


クロスジギンヤンマの記録で2018年の初見種は21種目。不均翅亜目では14種目となった。
ヤンマ科では初登場である。


   ---   付記 クロスジギンヤンマの雄
「蜻蛉雑録」に雄の登場予定がないので、2016年6月の画像を貼っておく。
この記事を書いている10月には既にクロスジギンヤンマの姿は見られなくなっている。
クロスジギンヤンマはMEMOの整理ができていない。そして、他日の観察の記憶も曖昧になってきている。
さらに、雄を撮影していないのでので、古い画像だが参考までに貼っておくことにした。


画像

画像 2 静止したクロスジギンヤンマの雄  


クロスジギンヤンマの雄は、雌の産卵場所で雌を探す。
雌の産卵場所の池などを限なく周回する。ヨシ(葦)などの植物があれば、その間にも器用に分け入って雌の探索をする。
限なく周回すると書いたが、飛行に疲れれば仕方なく短時間の翅休めをする。画像 2 は、雄の束の間の翅休めの記録である。
滅多に翅休めをしないが、複数の雄が雌探しの飛行をしている時は、駆逐戦も加わるので、そっと翅休めをする回数が増えてくる。

蜻蛉の世界は義理もへったくり(へったくれ)もない。雄を求めてきた雌だけでなく、雄に気付かれないようにそっと産卵に来た雌でも強引に交尾へ連れ去ってしまう。
クロスジギンヤンマの交尾時間の長い組の雌は、産卵にやって来たところを、雄に捉まってしまった可能性が高い。直前に交尾した雄の精子を取り除く精子置換をするため交尾時間が長くなるのである。
雄は縄張りを飛び回りながら、己の遺伝子を伝えるために、限なく雌を探しているのである。




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