ミヤマアカネ 腹部挙上姿勢

2017年9月18日、この日も、お遣いにデジカメを携行した。
台風18号は通り過ぎ、朝から異様な暖かさがあった。お遣いの移動中は晴天で北西風が強かった。
そろそろ、アキアカネ(秋茜)の姿があるはず。と思い、道草銀輪紀の範囲の土手の上の道を蜻蛉の姿を物色しながら通った。
その時、初めに目に付いたのはミヤマアカネ(深山茜)の雄だった。風に揺れる草の頂上に、腹部挙上姿勢(ふくぶきょじょうしせい)でとまっていた(画像 1 )。いわゆる蜻蛉の逆立ちである。


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画像 1 ミヤマアカネ 雄 腹部挙上姿勢   


鮮やかな赤色。真っ赤と呼んでも過言はないだろう。
そんな鮮やかな赤色の蜻蛉が、腹部を空に突き上げているのだから余計に目立つのだ。
気温は30℃ほど、湿度は低めで、直射日光は暑く感じた。


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画像 2 ミヤマアカネ 腹部挙上姿勢で脱糞  


彼の蜻蛉、背後から直射日光を受け、北西風にたなびく草に捉まり、腹部挙上姿勢でいた。
が、突然に、尻から何か出てきた。腹部挙上姿勢で脱糞をしたのだった(画像 2 )。
尻を空に向けての脱糞。それは、ヒト(人間)の感覚では理解できない行動だった。


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画像 3 ミヤマアカネ 雄 腹部挙上姿勢   


無事に脱糞が済むと、更に、腹部をぐいっと持ち上げた(画像 3 )。
腹端部の尾部付属器まで赤化し、翅は翅脈(しみゃく)が橙色だった。

体色がこの状態のミヤマアカネが飛ぶ姿は、正に、真っ赤な赤とんぼである。
ミヤマアカネは小さな蜻蛉だが、飛んでいると、鮮やかな赤色が見事に目立つのである。

アキアカネの姿もちらほらと見えた。風が強いためか、あらかたの蜻蛉が草などに捉まってとまっていた。
撮影を試みたが、草などが激しくたなびいているので、諦めた。

先のミヤマアカネは運良く撮影できた。が、風の強さが増してしまったので、たなびく物にとまる蜻蛉の撮影は根気が必要だった。
そんな、道草の蜻蛉観察だったが、御使いの途中なので、時間が足らないので撮影は諦めたのである。
そして、土手の上の道を下りて御使いを済ませた。


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画像 4 ミヤマアカネの雄    


御使いの帰途。場所が変わって、水路近くの道端の空き地にミヤマアカネ達がいた。
雄は草にとまり(画像 4 )、雌は地面にとまっていた。


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画像 5 ミヤマアカネの雌 腹部挙上姿勢     


ちょっとした日向で、雌は腹部挙上姿勢でとまっていた(画像 5 )。


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画像 6 ミヤマアカネの雌 腹部挙上姿勢     


後翅にダメージのある雌も、腹部挙上姿勢でとまっていた(画像 6 )。
この雌は何かのトラブルに巻き込まれたと見え、右側の後翅の2/3ほどが千切れていた。左側の前翅にも縁紋付近に傷のようなものが見えた。
まだ娘でこれからの蜻蛉なのだろうが、端から見ると、その姿は痛ましくあった。


ところで、蜻蛉が尻上げの腹部挙上姿勢でとまる理由は解明されていないという。
この日の、腹部挙上姿勢でとまるミヤマアカネ達は、太陽を背面にしていた。
腹部挙上姿勢は、腹端部を太陽の方向に 持ち上げることで、体に太陽からの日の当たる面積を減らし、体温の上昇を防ぐとの説があるが、この日の蜻蛉は、確かにそのように見えた。

この日に見たミヤマアカネ達は太陽を背面に背負っていた。が、しかし、9月13日の「色付いたミヤマアカネ」などは見当違いの方向に腹部挙上姿勢でとまっていた。
この日の気温は30℃ほど、9月13日は12:00の屋外の気温は35℃だった。
こうなると、「体温の上昇を防ぐ」ということだけでは説明ができないようである。











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