湿地の端のシオヤトンボの若い雄

2017年4月30日、湿地の入り口でシオヤトンボ(塩屋蜻蛉)の雄が出迎えてくれた。
この個体、虎縞模様の襟巻きのように見える複眼の後側縁が目立った。そこで、一服がてら眺めてみた。

ところで、2017年のシオヤトンボの初見は、4月22日だった。
まだ羽化間もない蜻蛉で、雌が1匹だけ。場所は、切通しの日向だった。

そして、4月23日は、窪地の陽だまりで、雌雄を数匹確認した。
遠目には雌雄とも同じ配色。ファインダ越しに、腹端部や、腹部第8節の幅を見て、雌雄の区別をした。

4月22日、23日ともに、観察したシオヤトンボの複眼は、まだ、薄い灰色であった。
それが、この4月30日のシオヤトンボは、遠目には成熟した雄と判る配色になっていた。
そして、近くで見ると、複眼は青みがかっているがまだ灰色に近かった。
遠目に成熟した雄と判る配色であるが、複眼の色から、未成熟の若い雄と判断した。


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画像 1 シオヤトンボの若い雄   


南東の風が吹いていたが、湿地は、地形的に南東風は弱まる場所。
気温は25℃、ヒトには暑く感じるような場所だった。
彼のシオヤトンボの若い雄は、湿地の脇の草むらを1匹占めしていた。
そして、ヒト恋しかったのか、やけに近くにやって来た。


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画像 2 シオヤトンボ 複眼の後側縁が目立った    


この若い雄、草むらの上を飛んでいる姿を見たときに気付いたのだが、虎縞模様の襟巻きのように見える複眼の後側縁がちょっと大きいのか、目立った。


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画像 3 シオヤトンボの食事   


しばらくの間とまっていたが、ヒョイと飛び立った。そして、直ぐに戻ってとまった。
口(大顎)には餌をくわえていた。直前に飛び立ったのは獲物の捕獲のためだったのである。
そして、獲物の捕獲に成功して戻ってきたのであった。


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画像 4 餌の腹部が見える   


餌となった虫の腹部が見えるが正体は不明。
もしゃもしゃと食いついているようだった。
どうやら、頭部、胸部、腹部の順でかぶりつくようである。


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画像 5 翅は食い残す   


翅は食わないとみえて、食い残していた。


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画像 6 完食   


翅は食い残したが、見事に完食。
蜻蛉や蝶の翅だけ落ちているのを時々見かけるが、蜻蛉などの肉食昆虫は翅は好んで食わないのかも知れない。

若いシオヤトンボの雄の食事は、撮り初めから2分38秒間。餌は双翅目(そうしもく)の虫だった。


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画像 7 シオヤトンボ 食後の休憩   


餌を食いきると、食休みに入った。


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画像 8 シオヤトンボの若い雄   


腹ごなしであろう。リラックスした感じであった。
食休みで腹がこなれれば、次の捕食モードに入るのであろう。


虎縞模様の襟巻きのように見える複眼の後側縁が目立ったので、眺め始めたが、摂食、休憩の姿まで観察撮影をすることになってしまった。
引き続き観察していれば、脱糞の様子も観られたのかも知れない。


画像 9 は、4月22日の若い(未成熟な)シオヤトンボの雌。
単独で記録しない(記事にしない)と思われるので、画像だけ貼っておく。


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画像 9 シオヤトンボの未成熟な雌   


複眼は、薄い灰色で、羽化して間もない間もない個体である。
2017年のシオヤトンボの初見の記録画像でもある。
そして、この記事は、2017年のシオヤトンボの観察始めの記録でもある。


シオヤトンボ(塩屋蜻蛉)
トンボ亜目(不均翅亜目) トンボ科 シオカラトンボ属
Orthetrum japonicum

シオヤトンボは、この地では4月に現れ、6月には姿を消す蜻蛉である。





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