まだ交尾をしないシオヤトンボたち

2016年5月14日、羽化して間もないシオヤトンボ(塩屋蜻蛉)を確認した4月16日から4週目。
丘陵地帯山麓の水辺や、その周辺はシオヤトンボの姿が多い。
複眼の色や、体色の様子が、成熟したと思わせる姿だが、まだ、交尾や産卵は見られない。

この水辺、1週前の5月7日は、シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)の雄たちが水際を占拠した。
ところが、この日はシオカラトンボの雄たちの姿はなかった。
そして、再び、シオヤトンボたちの天下に戻っていた。


4週目の記録として、撮りやすい個体から撮影を始めた。
雄がとまっていた。素人目には、成熟した個体と思われた(画像 1、画像 2 )。
翅胸部背面は白色にならないようだ。
画像で確認すると、翅胸前面と、腹部には、細い引っかき痕が沢山あった。


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画像 1 シオヤトンボの雄   


翅は、特にダメージはないようだ。


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画像 2 シオヤトンボの雄   


水際から10m程離れると雌がいた(画像 3、画像 4 )。
岩にとまり、日向ぼっこをしているようだった。    


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画像 3 シオヤトンボの雌   


雌は、ヒト嫌いとみえて、接近を許してくれない。
画像 3 の個体は脱糞中だったようだ。


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画像 4 シオヤトンボの雌   


雄は水際にいる。
もっとも、この個体(画像 5 )は、水際の陣取りに敗れたようで、水際からちょっと離れた場所にとまっていた。


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画像 5 シオヤトンボの雄   


水際から離れ、小尾根の末端部に向うと、地面に雌がいた(画像 6 )。
体色が地面迷彩で、うっかりすれば、見落とすところだった。翅の一部が銅色(あかがねいろ)に輝いていたので、その存在に気付いた。


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画像 6 地面にとまるシオヤトンボの雌  翅の一部が銅色に輝く 


雄が、垂直方向にとまっていたので撮影した(画像 7 )。
この雄、細い枝を抱きかかえるようにしてとまっていた。


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画像 7 垂直方向にとまっていたシオヤトンボの雄   


尾根に取り付くと、食事中のシオヤトンボがいた。大きめな餌を食っていた(画像 8、画像 9 )。
体色からすると、雄だった。
画像を確認すると、シオヤトンボの前脚は、獲物を抱え込んでいるかのように見えた。


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画像 8 餌を食うシオヤトンボの雄   


餌の正体は不明。
獲物の頭部からかぶりついているのだろうから、画像の上方に伸びているのは前脚と思われる。やけに長い前脚だが、餌になった虫の特定のヒントになるのではないだろうか。


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画像 9 シオヤトンボの雄   


先へ進むと、小さめな餌を食っている雄がいた(画像 10 )。
完食寸前なので、捕獲され餌となった生物の見当はつかない。


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画像 10 シオヤトンボの雄   


水平方向の細い枝に、ぶら下がるようにとまっている雄がいた(画像 11 )。
前脚は畳み、中脚と後脚で細い枝を抱えていた。


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画像 11 シオヤトンボの雄   





蜻蛉の紀 2016年5月14日、その2
14時、25℃。晴れ、南東の風。
16時過ぎ、影が長くなってきたが、まだ、十分に明るい。
まだ交尾をしないシオヤトンボたちだが、雌雄、それぞれの姿を観察した。 
 

   --- 付記
この、丘陵地帯山麓の水辺にギンヤンマ(銀蜻蜓)らしき蜻蛉が来た。
ギンヤンマなら、昨年の夏以来なので、懐かしくもある。
この蜻蛉、水面上を、すれすれに飛行。行く先々で、シオヤトンボのオスに追われ、追いかけられていた。
飛び回る姿を見ていても、とまる気配はなかった。


   --- 追記
ギンヤンマらしき蜻蛉、5月15日に、もしかして、クロスジギンヤンマ(黒筋銀蜻蜓・黒条銀蜻蜓)と思うようになった。
クロスジギンヤンマなら、初めて意識して見る蜻蛉である。今まで、名前(和名)さえ知らなかった蜻蛉である。

種名同定のために、捕虫網の採用を考えた。が、5月28日に、捕虫網の採用前に、画像で同定できた。
画像同定の結果は、クロスジギンヤンマであった。





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