食事中のシオヤトンボの若い雄

西日の当たる切通しの法面に腹部背面が白色になった1匹のオヤトンボ(塩屋蜻蛉)がとまっていた。
尾根が南東の風を遮っているので、暖かだった。
ファインダを覗くと、口に何かをくわえているようだった(画像 1 )。
どうやら、捕獲した餌を食っているらしかった。


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画像 1 切通しの法面にオヤトンボ(塩屋蜻蛉)がとまっていた   


蜻蛉に逃げられないように、ゆっくりと近付いた。
餌は小さな虫のようだ。大顎(おおあご)で噛み砕いているのであろう虫の残りは一気に小さくなっていた(画像 2 )。
画像 1 と画像 2 の時間差は20秒であった。


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画像 2 日向にとまり、餌を食うシオヤトンボの雄   


そして、餌の残りは獲物の脚部のみになってきた(画像 3 )。
前脚は接地に使い、大顎だけで食っている。
大顎を含めた口の構造は知らないが、器用に食うものだ。


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画像 3 餌の残りは獲物の脚部のみ   


途中からであったが、撮影開始から2分弱で完食した(画像 4 )。


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画像 4 ご馳走さん 餌を食いきったシオヤトンボの雄   


とまって食事する他の数種類の蜻蛉が餌を食っている姿を見てきたが、前脚を使って餌を食う蜻蛉はいなかった。
蜻蛉によっては前脚を畳んで食っていた。
この日のシオヤトンボの雄も、食事ではまったく前脚を使っていなかった。


ところで、この個体、腹部背面が白色だけでなく、翅胸前面も白色になっていた。
一見成熟した個体のように見えたが、複眼の色はまだ薄かった。
成熟しつつある若い雄だった。
なお、腹部背面と、翅胸前面の白色は、青みがかった白色である。



蜻蛉の紀 2016年5月1日、その2
 

   --- 付記
この日、この後に立ち寄った水辺では若いシオヤトンボたちが雌雄入り乱れて日向ぼっこをしていた。
水辺の雄は腹部背面の黄色が抜け始めていた。


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