キハギ(木萩)の若い果実

キハギ(木萩)は、マメ科ハギ属の植物。いわゆるヤマハギの仲間の1種類である。
この丘陵地帯を散歩する度に、多少気にして眺めている植物である。
観察記録によると、6月末か、7月始めから咲き始める。そして、花を咲かせたものの、夏は結実に至らないようだ。
結実して果実が見られるようになるのは秋になってからである。

2015年9月19日。日差しは強く、気温は高めで、日向は暑い。でも、空気は乾き、風は爽やかであった。
蝉のツクツクボウシの鳴き声はうるさいが、爽やかな秋の日であった。
そんな日に、キハギの結実して間もない若い果実(未熟な果実)を見た。


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画像 1 キハギ若い果実 


茶色に萎縮している龍骨弁の名残と、鶯色の莢(豆果)が目に入った。その鶯色の莢は、キハギの若い果実であった。
いくつかの果序が重なって見えているためか、果序あたりの結実率は高いように見えた。
昨年までの記憶では、キハギの莢の色が薄茶色になり、熟した頃は、果序あたりの莢の数は少なくなっている。
この株も、未熟な果実が熟していく過程で、何かの条件で、何割かは落果してしまうのだろう。


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画像 2 キハギ若い果実。葉の様子と併せて 


葉の様子と併せて若い果実を撮影してみたが、画像の右側にも若い果実が沢山写っていた。
この株は、いくつくらい果実をつけたのだろうか。初冬に熟すまで、時間と気持ちの余裕があれば、継続観察をしてみたいものである。


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画像 3 キハギ 秋の花 


今が盛りとばかりに花を咲かせている株もあった。
秋に咲くキハギの花は遠目に観ると、紫色の他に薄い黄色(淡黄色)が目立つ。
薄い黄色は、旗弁の背面(花としては表側)の色。

その、薄い黄色について。開花の近い、大きな蕾では、旗弁が包んでいる状態なので、後に旗弁の背面となる部分の薄い黄色が顕著。咲き始めで、旗弁がまだ寝ている状態では黄色の濃さは薄くなってくる。そして、咲いて、旗弁が起き上がると、更に黄色が薄くなる。
花序に沢山の花を付けるものだから、蕾の数が多いと、薄い黄色目立つようである。
なお、旗弁の内側は、旗弁の背面側よりも黄色味が少なく、ほとんど白色に感じられる。


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画像 4 キハギ夏の花。今年の咲き始め 


参考までに、今年は、6月20日に、昨年は、7月6日に咲き始めを観察している。
画像 4 は、今年の咲き始めの記録である。
キハギの夏の花は、秋の花に比べると、蕾にしろ、咲き始め(開き始め)の旗弁の表側にしろ、黄色味はより少ない。旗弁の内側は、紫色の紫斑を除けば純白にしか見えない。
ということで、夏に咲くキハギの花は遠目に観ると、紫色の他に白色が目立つ。


キハギは、漢字表記で木萩。「木」の字が充てられているのは、ヤマハギの仲間では、最もよく木質化するとのことからの、「木質」の「木」によるとのこと。
キハギの程よく木質化した株を探しているのだが、未だ見たことがない。
この丘陵地帯で見るキハギは、焚きつけ程度の細さしかない。

話は逸れるが、ツクシハギ(筑紫萩)が木質化が進むようだ。杖に使える直径30mm程度の株は数株確認している。それらは、まさに細い樹木といった感がある。
願わくば、木質化が進んで、いかにも樹木といった感じのキハギに出遭ってみたいと思っている。


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