撮り始め

2015年は1月3日から丘陵散歩が始まった。本来は「散歩始め」のタイトルで書きたかったのだが、1月3日の散歩始めは、冬型の気圧配置で強風が吹き荒れて、1枚も撮影できなかった。
画像のない記事も淋しいので、撮影の始まった1月4日の散歩の概略記録を「撮り始め」として記すことにした。
前回の「散歩納め」に引き続き、観察記録の整理は何時のことになるか分からないので、とりあえず観察樹の冬芽の画像を数枚。

ツツジ科スノキ属のスノキ(酸木)ウスノキ(臼木)(※ 1)と、ナツハゼ(夏櫨)を継続観察中である。
道順で、今回はナツハゼの冬芽のみを撮影。小さな冬芽なので、いつも巧く撮影できないでいる。
風が静かだったので、撮影を試みたが、今回も失敗(画像 1)。作年の晩秋からの観察樹。  

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画像 1 ナツハゼ 冬芽は小さい



道端の観察しやすい位置のマルバアオダモ(丸葉青椨)の冬芽と、葉痕・維管束痕(画像 2)。これも、作年の晩秋からの観察樹。

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画像 2 マルバアオダモ 冬芽と葉痕



ガマズミ(莢蒾)の冬芽(画像 3)。葉痕がちょっと見づらかった。稜線の観察樹。

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画像 3 ガマズミ 冬芽



ミヤマガマズミ(深山莢蒾)の冬芽(画像 4)。昨年9月からの観察樹。葉痕・維管束痕も上手い具合に写っていた。

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画像 4 ミヤマガマズミ 冬芽と葉痕



観察記録の整理ができたら、他の観察樹の冬芽なども記録してみたいものである。


稜線での休憩。気温は7℃。西日の当たる陽だまりは13℃ほどであった。
のんびりと一服と思い、煙草を手に持ったら、前方の枝に鳥がきた。
煙草を放し、カメラに手を伸ばした。不覚にもカメラはバッグの下になっていた。そんなことがあり、撮影に手間取ったが、どうにか撮れた(画像 5)。

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画像 5 枝にとまるヒヨドリ



灰色で、嘴が長め。そして、頬が赤茶色。ヒヨドリ(鵯)だった。
山中で見たヒヨドリは、我が家に巣食っているヒヨドリよりも精悍で風格があるように思えた。
20分ほど休憩をしたが、その間に、7℃だった気温は、6.3℃に下がっていた。


稜線を後にして、尾根の末端部へ出ると東の山の上に月が昇っていた。
昇り始めの月なので、大きめで、橙色に近い色で、ちょっと不気味だった(画像 6)。
帰宅後、調べると、月齢13.2だった。

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画像 6 昇り始めの月 月齢13.2



ヒヨドリについては、この丘陵地帯での散歩で、意識して見たのは初めてかも知れない。
この丘陵地帯で、所々に野生化しているヒイラギナンテン(柊南天)がある。その生育の謎について調べた時に、第一候補として浮上したのがヒヨドリだった。

ヒイラギナンテンは日本国内に自生のない植物。時々園庭などで見かけることはある。
この丘陵地帯で見られるヒイラギナンテンは実生から生育したと推測できる。そして、鳥によって種子が運ばれたと推測するのが妥当と思われた。
しかし、鳥の種類については見当が付かなかった。

そんな時に、独立行政法人農業環境技術研究所の農業環境研究成果情報:第14集 (平成9年度成果)の「鳥と植物の相互関係からみた農村樹林地の維持・管理法」に辿り着いた。
そして、アオキ(青木)・シロダモ(白椨)・ヒイラギナンテンの果実はちょっと大きめだが、ヒヨドリやオナガ(尾長)には採食可能であるとあった。
そのことにより、ヒイラギナンテンのみならず、どこでも目立つアオキと、シロダモについてもヒヨドリやオナガによる種子散布ということで謎が解けた。

オナガは人里や山麓に棲むイメージが強かったので、種子散布をする鳥の第一候補にはならなかった。
もっとも、ヒヨドリもオナガと同じような環境に棲むので、山麓に近い部分の種子散布は、ヒヨドリとオナガの共同作業かも知れない。
散歩始め・撮り始めから話が逸れてきたので筆を置く。



   ---   訂正 2015.04.30
※ 1   この観察樹、4月26日に訪れたら開花していた。撮影した画像を見たら、スノキではなくウスノキの花だった。
ウスノキの観察記録は「暫定録」の記事として公開予定。



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