コシアキトンボ、未熟なオス

2018年6月3日、どうにかコシアキトンボ(腰空蜻蛉)の姿が撮れた。
コシアキトンボは5月27日が初見だったが、その時は撮りそびれていた。まだ若い雄だった。時間の余裕でもあれば、粘って撮ったのだがそれはできなかった。

そして、6月3日、雌探しで縄張りを周回する成熟した雄を見た。その成熟した雄はちょうど好い所にとまってくれなかったので撮れなかった。
その雄にいじめられながらも周回するまだ成熟しきっていない若い雄もいた。その若い雄がどうにか撮れた(画像 1 )。


画像

画像 1 コシアキトンボ成熟しきっていない若い雄  


若い雄は成熟した雄にいじめられながらも、したたかに、雌を待っていた。

コシアキトンボの雄は成熟すると腹部の胸部寄り(腹部第3、4節)が黄帯から白帯に変わる。
画像の個体はまだ黄帯で未成熟ということになる。

ところが、腹部第3、4節が黄帯の個体でも生殖能力はあるようだ。
成熟した白帯のコシアキトンボが雌探しで水辺に登場する頃。同時にまだ黄帯で未成熟個体も見掛けることがある。
白帯の個体達はビシビシと周回し、縄張り争いもする。生殖能力のある黄帯の雄も雌探しをするが、未熟な分、白帯の雄には敵わない。


コシアキトンボ(腰空蜻蛉)
不均翅亜目(トンボ亜目) トンボ科 コシアキトンボ属
Pseudothemis zonata


http://yagopedia.com/refbook.php?tombo=170 の「トンボ概要」によると、
♂: 全長42~50 mm、腹長26~32 mm、後翅長36~42 mm。
♀: 全長40~48 mm、腹長25~32 mm、後翅長37~44 mm。
(日本のトンボより引用)
とある。

昨年と一昨年の初見日の記録
2017年6月3日、溜池にコシアキトンボの姿があった。
コシアキトンボは前週までは姿を見ることがなかった。それが、突然のように登場した。そして、雌待ちの雄達が、縄張り死守のため、慌しく追尾戦を繰り広げていた。 「コシアキトンボ登場」(蜻蛉の紀 2017)より

2016年5月21日、当日羽化の未成熟の雄。
ヨツボシトンボ(四星蜻蛉)を眺めていたら、羽化間もないと思われる未熟のコシアキトンボ(腰空蜻蛉)がやって来た。 「よたよたと飛んできた蜻蛉」(昆虫雑録)より

コシアキトンボの記録で2018年の初見種は19種目。不均翅亜目では12種目となった。
トンボ科の蜻蛉ではシオヤトンボ(塩屋蜻蛉)、シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)、ヨツボシトンボ、ハラビロトンボ(腹広蜻蛉)、コフキトンボ(粉吹蜻蛉)。そして、オオシオカラトンボ(大塩辛蜻蛉)に続き7種となった。


   ---   付記 コシアキトンボの雌
「蜻蛉雑録」に雌の登場予定がないので、2017年の画像を貼っておく。


画像

画像 2 雄を見定めていたコシアキトンボの雌  


この雌は私の隣にとまっていた。
池の中を周回する雄達を眺めていたのかも知れない。この雌は最終的に池に降りて黄帯の若い雄と交尾をして産卵をした。


観察例が少なく推測だが、コシアキトンボの雄は雌探しで周回している時は、眼下の雌しか見つけられないようだ。
眼下に雌がやってくると、ちょいの間に交尾態になる。ところが、頭上に雌がいてもまったく気付かないようだ。

また、2016年7月17日のMEMO(記録)に、「雄が言い寄らなかった雌」、「池には4匹以上の雄がいた。雄の誘いを待ったのだろうが、とまった位置が高すぎたのか、しばらくしたら、北東に飛んでいってしまった」というものもあった。




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