2018年7月の蜻蛉 その2

「蜻蛉の紀 2018」7月分の公開予定記事。
「2018年7月の蜻蛉 その1」の続き。

7月14日、32種目、オジロサナエ(尾白早苗)。「まだ旅立たないオジロサナエ」(仮題)。


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画像 1 オジロサナエの雌 羽化地にて   


流水脇の樹下の草むらに小さな虎皮縞模様(黒地に黄色の縞模様)の蜻蛉を見出した。
眼と眼(複眼)が合っても逃げるわけでもなく、草の葉の上にとまっていた。
何処の沢へ遡上するのかは知らないが、羽化地からまだ旅立たない雌だった。


7月22日、33種目、ヒメサナエ(姫早苗)。「オジロサナエと間違えられたヒメサナエ」(仮題)。


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画像 2 ヒメサナエの雌 沢筋にて   


沢筋を歩き始めると、オジロサナエの雌が出迎えてくれた。そして、目的の観察を済ませ、戻り始めたらオジロサナエの雄が見送ってくれた。
と、思っていたら、8月5日に別の沢でオオシオカラトンボ(大塩辛蜻蛉)に食われるオジロサナエ(尾白早苗)を見たのがきっかけで、画像を見直したらヒメサナエだった。
ヒメサナエとオジロサナエは似たような小さく細い早苗蜻蛉である。


7月22日、34種目、ミルンヤンマ(みるん蜻蜓)。「当日羽化のミルンヤンマと羽化殻」(仮題)。


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画像 3 当日羽化のミルンヤンマ   


よたよたと飛びながら沢の流れから飛んできた蜻蛉らしき生物を発見。
シダ類の葉陰に隠れたのを確認して、そろりそろりと近付いた。葉陰を覗くと腰(腹部第3節)のややくびれた未知の蜻蛉だった。
虎皮縞模様(黒地に黄色の縞模様)の蜻蛉で、大きな複眼が線状に近接しているので、ヤンマ科の蜻蛉であろうと見当を付けた。
飛び方や、くすんだ複眼の色から当日羽化の個体と見当が付いた。逃げる気配もないので、体長測定と思ったが、羽化後の時間も経っていないようなので、目測だけに留めた。


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「蜻蛉雑録」の予定記事

「早熟ミヤマアカネ」(仮題)
7月11日、お盆過ぎでないと見られないような、成熟した体色のミヤマアカネ(深山茜)がいた。


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画像 4 早熟なミヤマアカネの腹部挙上姿勢   


この場所で、6月29日から目に付いている早熟なマユタテアカネ(眉立茜)たちは水際に陣取り雌を待っているのは明らかだった。
しかし、成熟した体色のミヤマアカネは水流からちょっと離れた場所で逆立ちのパフォーマンスを披露していた。
いわゆる蜻蛉の逆立ちは、「腹部挙上姿勢(ふくぶきょじょうしせい)」と表現した方が通りが良いようだ。


「オナガ 若い雄」(仮題)
7月14日、この日も山地で沢遊び。その夕刻、小さめな早苗蜻蛉がいた。近付いても逃げない蜻蛉だった。


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画像 5 複眼の色がまだ灰色の若いオナガサナエ♂   


撮影した画像を確認すると、尾部の付属器が蟹鋏(かにばさみ)のような形状だった。尾部の付属器の形に特徴があるオナガサナエ(尾長早苗)の雄だった。
体長が50mmほどで、オナガサナエにしてはちょっと小さめな個体だった。
それよりも、複眼の色が緑色でなく、灰色だった。何処で羽化した個体かは不明だが、複眼の色が成虫になって日の浅いことを物語っていた。

この沢で7月1日のオナガサナエ♂が初見だったが、その個体の複眼は澄んでいない緑色だった。そして、この日の午後の個体の複眼は澄み始めた緑色だった。
 

「オナガ 若い雌」(仮題)
7月15日、前日に引き続き、この日もこりずに山地で沢遊び。何がこりないのかというと、この沢は日当たりが好いので暑さも格別なのである。


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画像 6 オナガサナエ♀ まだ未熟   


そんな暑い日であったが、今年初見のオナガサナエの雌を見た。
複眼の色は澄んではいないが緑色になっている個体だった。
日陰の多少気温の低い場所でじっとしていた。

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