ヒメウラナミジャノメ出現

2018年4月18日、所用で外出した途中で寄り道をした。
午前までの小雨はすっかりと上がっていて、雲は多いが、青空の爽やかな午後だった。
蜻蛉の偵察に訪れた場所だが、飛ぶ姿が灰色に見えた蝶がいた。
その蝶は開翅でとまった。蛇の目蝶だった。
4月15日に訪れたときにはまだ姿を現していなかったヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目)だった。


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画像 1 開翅でとまった蛇の目蝶 ヒメウラナミジャノメ  


ヒメウラナミジャノメの識別ポイントの一つが、後翅表面の蛇の目紋が2つ。

川原のオオアラセイトウ(大紫羅欄花)群落を覗くと、ここにもヒメウラナミジャノメがいた。
オオアラセイトウの花で蜜を吸っているようだった。


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画像 2 開翅で吸蜜 オオアラセイトウにて  


ヒメウラナミジャノメは翅を開いて吸蜜をしていた(画像 2 )。
撮影を始めると、異物の気配を察してか、翅を閉じた(画像 3 )。


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画像 3 閉翅で吸蜜 オオアラセイトウにて  


そして、閉翅のまま吸蜜を続けた。

翅を閉じた姿で、背面からだったので中脚と後脚が見えた。一見、4本脚の蝶で、タテハチョウ科の蝶の特徴でもある。


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画像 4 閉翅でとまる タチヤナギにて  


タチヤナギ(立柳)の葉に閉翅でとまるヒメウラナミジャノメがいた。
後翅裏面の蛇の目紋は5個が標準で、5~8個の範囲だという。

生息場所が重なる部分もあり、一見、紛らわしいウラナミジャノメ(裏波蛇目)は後翅裏面の蛇の目紋は3個なので閉翅姿での識別は容易である。
とはいえ、「ヒメウラナミ」とか、「ウラナミ」の呼称が憶えられないのが現状である。


ヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目)
チョウ目(鱗翅目) タテハチョウ科 ジャノメチョウ亜科 ウラナミジャノメ属
Ypthima argus

苦手な蛇の目蝶だが、よく見かけるヒメウラナミジャノメの出現をきっかけに、少しずつでも記録しておきたいと思い記事にした。

   ---   以下、おまけ

ヒメウラナミジャノメの出現期の季節感の記録として、同日の他の観察も記しておく。


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画像 5 オニグルミ 雌花  


実は、この日の観察の主目的は、オニグルミ(鬼胡桃)の雌花と雄花。それと、ハリエンジュ(針槐)の花序の様子であった。
これらは記事にするつもりはないが、ついでなので、この記事の中に記録しておくことにした。


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画像 6 オニグルミ 雄花(雄花序)  


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画像 7 ハリエンジュ花序(蕾)  


画像 1 のヒメウラナミジャノメを撮影した直後に、画像 8 の蛾も飛んできてとまったので撮影した。
小さめの蛾だった。


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画像 8 小さめの鱗翅目 蛾の仲間  


昨年(2017年)の春に存在を気付いたのが画像 9 のクロハネシロヒゲナガ(黒翅白髭長蛾)。
飛んでいる姿が奇異だったので気付いたのだが、和名を調べて、蛾の仲間と判るまでは謎の虫だった。
当初は蜘蛛が糸を伸ばして飛んでいるのだと思った。しかし、とまった姿は蜘蛛ではなかった。

触角の長いのは雄だけで、飛ぶ姿は草むらで4月の上旬から中旬の1週間ほどの間に見られる。
面白いので、機会があれば飛んでいる姿を録画したいと思っている。


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画像 9 触角の長い虫 クロハネシロヒゲナガ 雄 


既に正体を知ったクロハネシロヒゲナガだが、メタリックな光沢や異様に長い白色の触角が蛾の仲間とは思えない。
鱗翅目(チョウ目)の世界は限なく奥深いようである。




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