2018年6月の蜻蛉 その3

「蜻蛉の紀 2018」6月分の公開予定記事。その3。


6月29日、23種目、マユタテアカネ(眉立茜)。「早熟なマユタテアカネのオス」(仮題)


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画像 1 既に色付き雌を待つ早熟なマユタテアカネの雄  


2018年のマユタテアカネの初見日は早かった。
2017年は8月26日に色付いた雄を目撃して随分と早い初見日と思った。それに比べると2箇月早かった。
もっとも、それぞれの年のマユタテアカネの目撃場所が異なるので単純な比較はできないかも知れない。

その後の観察で、色付き成熟した雄が2匹いることに気付いた。
2匹が干渉しないそれぞれのポイントでひたすらに雌を待っていた。近くで雌も複数見たが、すべて未熟な雌であった。


6月29日、24種目、オオアオイトトンボ(大青糸蜻蛉)。「意外な場所でオオアオイトトンボ」(仮題)


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画像 2 当日羽化のオオアオイトトンボの雌  


6月22日、流れから出てきたばかりの糸蜻蛉を目撃。マルバヤナギ(丸葉柳)の幹にとまったのを確認。
ところが蜻蛉の色は薄く、さらに逆光で、カメラがまともに作動してくれなくて、撮り逃がしてしまった。
そして、6月29日。流れの岸を丹念に探索し、まともに飛べない個体を発見。まだ、岸から離れられない個体で、記録画像も撮れた。
画像を確認すると、オオアオイトトンボの雌。腹端には落下しきれない水球が写っていた。


6月29日、25種目、ウチワヤンマ(団扇蜻蜓)。タイトル未定。


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画像 3 とまるウチワヤンマ  


時間があったので翌日の止水域の下見に寄った。2018年から新たに加わった観察場所のひとつである。
ウチワヤンマが出ていたが、岸から離れた場所にとまっていた。
帰り際には羽化殻を2個確認してきた。


6月30日、26種目、ウスバキトンボ(薄翅黄蜻蛉)。「ウスバキトンボは直ぐとまる」(仮題)


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画像 4 とまったウスバキトンボ  


6月29日にウスバキトンボの先遣隊(?)を2匹確認。2018年のウスバキトンボの初見日だった。
ウスバキトンボが餌獲りで飛んでいる姿を撮る余裕はないので、この地にやって来たことだけを記録(MEMO)した。
翌30日、無意識に近付いた草むらからウスバキトンボが飛び立った。ウスバキトンボは朝寝坊していたようだ。

ヒトの動く気配で飛び立ったウスバキトンボだったが、眺めていると直ぐにとまった(画像 4 )。


6月30日、27種目、ショウジョウトンボ(猩猩蜻蛉)。「ショウジョウトンボ 腹部挙上姿勢」(仮題)


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画像 5 成熟したショウジョウトンボ 雄  


成熟したショウジョウトンボが縄張り争いをしながら雌を待っていた。
陽射しが強いので、暑いのか腹部挙上姿勢(ふくぶきょじょうしせい)をとった。翅の付け根付近の黄色がそのまま影になっていた。

翅の付け根付近の黄色は成熟しきると赤色になるという。
参考「蜻蛉雑録」 の「不慮の死を迎えるショウジョウトンボ 」の画像5 、画像 6 に翅脈がきれいに赤色になった画像がある。

以上、「蜻蛉の紀 2018」の記事として公開予定だが、公開日は未定。
2018年の初見順に記録している蜻蛉たちが6月末日までに27種となった。一方、公開できている記事は8月末日で、まだ11種である。


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「蜻蛉雑録」の予定記事


「Type コフキトンボ」(仮題)
6月29日、止水域の下見に寄った。初見で未知の蜻蛉がいた。翅の色がきれいであった。
ポジションを確保して、いざ記録撮影と思ったら電池切れ。電池交換を終えたときにはモデルの姿は消えていた。
執念で同種の蜻蛉を探したが、参考画像しか撮れなかった(画像 6 )。
翌30日に再訪して、どうにかモデルを探した。
未知の蜻蛉の正体は、数日後にコフキトンボ(粉吹蜻蛉)の雌と判った。

Webサイト 神戸のトンボの、
デジタルトンボ図鑑-コフキトンボ
http://www.odonata.jp/03imago/Libellulidae/Deielia/phaon/index.html に、「♀には、体に粉を吹かず、翅の基部から前縁部に沿って橙色の部分が広がり、さらに褐色のバンドが翅の縁紋のすぐ内側あたりに現れる個体がある」との解説がある。


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画像 6 Type コフキトンボ 雌  


「コフキトンボ産卵ラッシュ」(仮題)
6月30日、コフキトンボの産卵ラッシュだった。
コフキトンボは、浮遊物のわずかに水面下の部分に卵を貼り付けるという。


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画像 7 産卵中のコフキトンボ 雌  


ヨシ(葦)が水面に倒れていた。ヨシが倒れて出来た狭い隙間を覗き込むとコフキトンボが飛びながら交尾していた。
交尾は秒単位の短時間なので画像記録は撮れなかった。交尾解除後、直ぐに雌の産卵が始まった。
性的に成熟した雌が多かったのか、次から次へとやって来て産卵をしていた。
画像 7 の赤色矢印が指す物はコフキトンボが貼り付けた卵である。




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