シオヤトンボ確認

2018年4月21日、ようやくシオヤトンボ(塩屋蜻蛉)の姿を確認した。
蜻蛉として、2018年の初見、3種目。不均翅亜目では1種目である。


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画像 1 シオヤトンボ 当日羽化の未熟な個体   


水路脇から歩き始めると、見るからに若い蜻蛉の姿があった。
スギナ(杉菜)がとまり易いと見えて、スギナにつかまっていた。近付いて、撮影を始めると逃げた。下手な飛び方で、飛行距離も短く、直ぐにとまって休んだ。
とまって休んでいても、追跡者がやって来るので、直ぐ逃げる。と、撮影を始めると逃げるので、追いかけて、また撮影をする。
ほどほど撮影もしたし、草藪の中の追跡も大変なので、限をつけた。撮影しながら観察をしたが、当日羽化の未熟なシオヤトンボのようだった。


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画像 2 シオヤトンボ 当日羽化の未熟な個体   


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画像 3 シオヤトンボ 未熟な雄   


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画像 4 シオヤトンボ 当日羽化の未熟な雄   


逃げる蜻蛉を追いかけるのやめて、周りを見渡すと、ちらほらと、同種の未熟な個体が目に付いた(画像 2 ~画像 4 )。これらの個体は、飛行能力が伴わないので、羽化した場所から離れられない状態であった。
画像を確認すると全て雄のようだった。


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画像 5 シオヤトンボ 成熟した雄   


当日羽化や明らかに未熟な個体ばかりと思ったら、既に成熟した雄もいた。
成熟した雄は、雌の産卵に適した場所に陣取り、雌の訪れを待っていた(画像 5 )。


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画像 6 シオヤトンボ ほぼ成熟した雄    


ほぼ成熟した雄も雌の産卵に適した場所に陣取り、雌を待っていた(画像 6 )。
まだ、生殖可能な雄の数が少ないので、縄張り争いの追尾戦(追尾飛行)はなかった。


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画像 7 シオヤトンボ 未熟な雄   


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画像 8 シオヤトンボ 複眼の様子が未熟   



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画像 9 シオヤトンボ 未熟な雄   


野周りの途中で、羽化不全の雄の姿も見た(画像 10、11 )。


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画像 10 シオヤトンボ 未熟な雄 羽化不全   


腹部が変形したままの雄。羽化した場所から離れ、ひたすら摂食活動中だった。


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画像 11 シオヤトンボ 未熟な雄 羽化不全   


後翅左が羽化不全。羽化地にて、目撃。
それでも飛行可能。恐らく同一個体と思われるが、後日、この場で、追尾戦に加わっている姿を見た。



シオヤトンボ(塩屋蜻蛉)
不均翅亜目(トンボ亜目) トンボ科 シオカラトンボ属
Orthetrum japonicum 

http://yagopedia.com/refbook.php?tombo=196 の「トンボ概要」によると、
♂:全長40~49 mm、腹長24~31 mm、後翅長28~35 mm。
♀:全長36~46 mm、腹長22~30 mm、後翅長27~34 mm。
とある。


   ---   丘陵地帯でのシオヤトンボの初見日のMEMO(記録)
2016年は4月16日。南東風を避ける場所。
2017年は4月22日。まだ羽化間もない蜻蛉で、雌が1匹だけ。場所は、切通しの日向だった。
2018年は、この記事の4月21日。水路際の草むらに、当日羽化の雄を見出した。羽化間もない雄が多かったが、産卵場所で雌待ちをする成熟した雄の姿もあった。



シオヤトンボは、トンボ科の蜻蛉としては春一番に現れる。この地では4月に現れ、6月には姿を消す蜻蛉である。
国内にシオカラトンボ属は9種生息するという。この地で当たり前に見ることができるのは3種。出現順に、シオヤトンボ、シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)、オオシオカラトンボ(大塩辛蜻蛉)である。他の6種は、地域性があるので、見ることはできない。

シオカラトンボと、オオシオカラトンボについては、順次、「蜻蛉の紀 2018」に記録する予定。








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