センダンに鈴なりにとまるヒヨドリの群れ

2017年1月29日の丘陵散歩は、そろそろ、キク科のタムラソウ(田村草)や、シソ科のジュウニヒトエ(十二単)の気配が感じられるのではないかと期待して周回コースを決めた。
ところが、タムラソウも、ジュウニヒトエもまだ、まったく、気配がなかったので、時間が余ってしまった。
そこで、周回コースの途中で、ルリビタキ(瑠璃鶲)を待ち構えてみた。
と、そんなことで、この日は、植物観察は不調で、観鳥散歩になってしまった。


山に入る前、とある溜池の畔で昼食にした。
池を眺めながらいたが、しばらくすると、背後が賑やかになった。
振り返ってみると、ちょっと離れた大きな樹の枝に、ヒヨドリ(鵯)が鈴なりのようにとまっていた。
画像では13羽(画像 1 )。掲載できなかった別の画像では22羽いた。その掲載できなかった画像も部分なので、実際はもっといたことになる。


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画像 1 センダンにとまるヒヨドリの群れ   


ちょっと離れた大きな樹はセンダン(栴檀)の樹。果実はまったく残っていなかった。
山麓で群れているヒヨドリ達の恰好の餌場のようだ。
このセンダンの樹、意識して見る樹ではなかったので、鈴なり果実の記録はない。
それでも、いつまでだったか、漠然と眺めた記憶によれば、以前は果実も鈴なりだった。が、この日は、既に1個の果実も残っていなかった。


昼食も済んだので、登り口に移動して、山に入った。
この日のお目当ては、タムラソウと、ジュウニヒトエ。
タムラソウも、ジュウニヒトエも属する科は異なるが、ともに多年草。
それぞれが、観察点の、ほぼ同じ場所に姿を現すので、観察用の株は、ちょっとでも姿があれば直ぐ見つかる。
しかし、この日は、まだ、姿がなかった。それぞれに、まだ、地表面では気配を感じられなかったのだ。

タムラソウは花の観察撮影がお目当て。
花を見たのは、2011年の10月が最後。その時は、風に揺れて大ブレの画像しか記録できなかった。
その後は、毎年、春に葉を確認している。ところが、蕾の付く前、夏までに、何ものかに葉が食われてしまっていた。
毎年のことであるが、「今年こそ観てみたい」と思う植物である。

ジュウニヒトエは3月か、4月にひっそりと咲く。花後の様子を継続観察したいのだが、花後には、春も盛りとなり、周囲の草などが伸びて観察できなくなってしまう。それなので、花後の継続観察は実現していない。


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画像 2 現れたルリビタキ 餌を啄ばむ  



1月15日にルリビタキ(瑠璃鶲)という鳥を知ってから、数箇所でルリビタキを見かけるようになった。
前日(1月28日)の夕刻近くに、稜線のちょっとしたたるで、後姿を見た。
この日は、目的の植物観察もできなかったので、時間も余っていた。そこで、前日にルリビタキを見かけた場所で待ってみた。
ルリビタキの習性を知る訳でもないが、三脚を立てて、紫煙をくゆられせながら待ってみた。
密藪の向こうに、ガサガサと、音が聞こえてきた。
その音が近付いたり、離れたりしていた。正体不明だが、何かがいるのは間違いない。
携帯灰皿の蓋を閉じて、間もなく、南側の藪から鳥が出てきた。その鳥は、お目当てのルリビタキだった。


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画像 3 現れたルリビタキ 雌のようである  



ルリビタキは餌を拾いながら、ピョコピョコと跳ね回っているようだった。
光線の条件が好くなく、さらに、ルリビタキは、うまく止まってくれないので、記録撮影は不調だった。

ルリビタキの観察経験はまったくに乏しい。雌と、若い雄の姿が紛らわしいという。
まともな画像は撮れなかったが、画像で確認して、このたる辺りを縄張りにしているルリビタキは雌のようであると判断した。


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画像 4 うまく止まってくれないルリビタキ   


ルリビタキが南の斜面(藪)に飛び込んだので、撮影は見切りをつけた。

その場で見上げた樹上では、エナガ(柄長)、シジュウカラ(四十雀)、コゲラ(小啄木鳥)などが、樹から樹へと移動していた。
そのエナガ達の上空をアカゲラ(赤啄木鳥)が飛んだ。
アカゲラが樹にとまるのを確認して、追いかけたが、藪で近寄れなかった。
それでも、執念で、どうにか、回り込んだ。アカゲラも、樹から樹へと移動していたので、結局は撮りそびれてしまった。

時間が足らなくなってきたので、稜線で最後の一服休みをした。
そしたら、コゲラが来たので撮ってみた。
コゲラは啄木鳥(きつつき)の仲間なので、太い幹に上手にとまる。
そして、コナラ(小楢)の樹が好みのようである。きっと、コナラの樹皮にはコゲラ好みの餌がいるのだろう。


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画像 5 コゲラがやって来た   


稜線のミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽)が咲いていた。


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画像 6 ミヤマウグイスカグラが咲いていた   



谷筋に無事に下りたので一服。
紫煙をくゆらせていると、鳥が出てきて、3m程離れた所にとまった。
その鳥は、撮ってみたいと思っていた青い鳥、ルリビタキの雄だった。
午後は日の当たらない谷筋の道、いつもは、イノシシ(猪)が出てくるだけの場所だった。
明るさは足らないが、三脚は立ててあった。ところが、ルリビタキの手前の枝が邪魔をしていた。
枝が邪魔なので、撮影を躊躇していた。私が移動すれば、ヒトの気配で鳥が逃げてしまうだろうと。
結局は、私の気配を感じたのか、谷の藪に飛び込んでいってしまった。

ルリビタキの雄は、出現が、ほぼ不意打ち状態で、撮りそびれてしまった。それでも、この辺りが、この雄の縄張りということが分かった。



ルリビタキは越冬のためにこの地に来ているのだろう。
雌雄がてんでに縄張りを持ち、干渉しない様に棲み分けているらしい。この丘陵地帯で見る限り、個々の縄張りは狭いようだ。

1月も末、体感気温はまだ真冬だが、植物は春の訪れに向けて着々と準備を進めている。
木本は、冬芽を見ていると変化の兆しが僅かながら感じられる。一方、草本も地下で準備を進めてはいるのだろうが、地面には、まだ、その兆しは感じられない。
どうやら、今年は、春の訪れが遅れているようだ。

なお、ミヤマウグイスカグラの花は本来の季節とは別に、早ければ、12月から咲き出している。この冬は、咲き出しが、1月下旬からなので、やはり、春の訪れは遅いようだ。















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