クロイトトンボの交尾と産卵

2016年5月14日、丘陵地帯山麓の水辺の水面は、ハスの花が咲き始めていた。
ハスの葉の上では、あちこちにクロイトトンボ(黒糸蜻蛉)たちの姿があった。
単独で雌を待つ雄の姿が多いのだが、雄雌の連結姿も目立った。
この水辺では、クロイトトンボの雌雄は、ハスの葉の上で連結になって、しばらくすると交尾状態になる。
その後、連結のまま移動し、産卵を始める。そして、1箇所だけでなく、移動しながら、あちこちに産卵する。
雌が産卵管を挿すのは、水面下のハスの葉や茎が多い。


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画像 1 クロイトトンボの連結産卵   ハスの葉に産卵中 左が雌   


この日は、日が翳り気味だった。
日が出てきたら、あちこちに、蛙(若いウシガエル)が出てきた。それと同時に、クロイトトンボの連結も増えていた。


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画像 2 2組の連結が並んで産卵   それぞれ、下側が雌   


連結が産卵している傍らにあぶれ雄がいるので撮影しながら眺めていた。
そしたら、そのうちに別の連結が来て、連れ産卵になった(画像 2 )。
手前側の雌は胸部の側面が雄と同色型の青いタイプ。奥側の雌は胸部と腹部の側面が草緑色の緑色型のタイプだった。
また、手前側の雄は胸部が成熟の証の青灰色の粉を吹いたような状態になっていた。


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画像 3 クロイトトンボの交尾姿勢   


ハスの葉の上で、雌の首を挟み、交尾姿勢になっている雄の胸部側面の毛が、顕著に青灰色の粉を吹いたようになっていた(画像 3 )。
クロイトトンボの雄は、成熟すると胸部が青灰色の粉を吹いたようになるという。
まさに、この雄、成熟の証を持っていた。
雌は、この水辺で多く見られる、胸部と腹部の側面が草緑色の緑色型のタイプだった。


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画像 4 クロイトトンボの雌雄 交尾中   


画像 4 の雄を見ると、クロイトトンボの「クロイト(黒糸)」は、まさに、雄の腹部の背面と側面の色から来ているようだ。



蜻蛉の紀 2016年5月14日、その1
14時、25℃。晴れ、南東の風。
この日は、丘陵地帯山麓の水辺の、クロイトトンボの交尾と産卵を記録した。



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