カワトンボの仲間 若い雌雄

2016年4月30日、水辺周辺の若いシオヤトンボ(塩屋蜻蛉)の観察を済ませ、稜線を目指した。
稜線上の観察植物たちの変化を観察するためである。
くぼ地形を上っていると、ルリタテハ(瑠璃立羽)が林の中をゆっくりと飛んでいた。
もしかして、産卵株を物色中なのだろうか。
林の中のルリタテハはいつも忙しく飛び回っているの。ところが、この日のルリタテハがゆっくりと飛んでいたので、産卵株を物色中なのだろうかと思った次第である。
ルリタテハの幼虫の食草は、特定のユリ科の植物とのこと。この丘陵地帯では、2014年6月1日に、ヤマジノホトトギス(山路杜鵑)と、シオデ(牛尾菜)で、幼虫を確認済み。
幼虫を確認したのが、ちょうど、このくぼだった。もしや、産卵が見られるかも知れないとゆっくりと歩いていた。
そんな時、この場所では見慣れない糸蜻蛉たちが空中を泳ぐようにスイースイーと飛んでいるのが目に付いた。

とまってくれた個体を撮影した。撮影をしながら、何匹か目測した。雄の体長は60mm程度。雌の体長は50mm程度だった。
ヒトを気にしない個体と、ヒト嫌いな個体がいた。


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画像 1 正面から 大顎辺りがいかにも肉食昆虫   





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画像 2 横姿 体長は60mm程度。胸部に対して頭部が小さい。   


翅の基部は透明で、他は濃淡があるが橙色。


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画像 3 産卵管が写っているので雌。 体長は50mm程度。  


翅、透明。縁紋、白色。体長、50mm程度。
ピント合わせが巧くなく、更に手振れの画像だが、明るい所で撮れた唯一の画像である。
若い雌は全てヒト嫌いだった。


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画像 4 副性器と尾部の付属器が確認できるので雄   


均翅亜目(きんしあもく) カワトンボ科のアサヒナカワトンボか、ニホンカワトンボのどちらかであろうが、私の実力では、種の同定はできない。

yagopedia/ヤゴの総合ページ http://yagopedia.com/index.php の解説によると、アサヒナカワトンボの雄は成熟すると、腹部の両端、または、全体に白粉を吹く。
そして、ニホンカワトンボの雄は成熟すると腹部、翅胸前面、頭部に白粉を吹くとのこと。
また、雌は、両種とも、腹部下面に薄く白粉を帯びる。とのこと。
以上のことから、画像を見ると、白粉が確認できないので、未成熟の若い雌雄であった事が判った。

なお、このくぼ地形は、成熟した雄が縄張りで雌を待ち構えるのであろう水辺からは、ずいぶんと離れている。



蜻蛉の紀 2016年4月30日、その2


   --- 付記
過去の記録によると、ニガキの咲く頃に見た蜻蛉。2014年6月14日、沢筋で同種と思われる雄を目撃している。
観察経験も乏しく、アサヒナカワトンボとニホンカワトンボの区別もできないままの状態である。

カワトンボ科のアサヒナカワトンボとニホンカワトンボは近縁とのこと。
Web で調べると、識別点がいくつかあった。しかし、観察経験が乏しく理解できないのが現状である。
また、県域単位の分布では、この地はアサヒナカワトンボとニホンカワトンボの両方が生息している可能性がある。
ただし、両種が混生する県域ではないので、混生はないと思われる。

さて、アサヒナカワトンボとニホンカワトンボの相違点について理解できていない現状である。
それでも、縁紋の形状以外のいくつか点で、ニホンカワトンボの可能性が高い。が、なにしろ、観察経験が乏しいので同定しきれない。
季節が進んで、水辺で成熟した雄を観察できれば、同定できるようになるかも知れない。




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