桜で吸蜜 ルリタテハ

2016年4月3日、満開のソメイヨシノ(染井吉野)の花で吸蜜する越冬明けの立羽蝶(タテハチョウ)を撮影した(画像 3 )。
飛ぶ姿は黒っぽく見える蝶だった。
越冬明けとの判断は、翅の破れ具合からの推測である。
成虫で越冬する立羽蝶は、ルリタテハ(瑠璃立羽)、ヒオドシチョウ(緋縅蝶)、アカタテハ(赤立羽)、それと、キタテハ(黄立羽)しか知らない。
なお、ヒメアカタテハ(姫赤立羽)も成虫で越冬するというが、この地では越冬をしないと思われる。

離れた樹上の蝶は閉翅状態だった。画像で確認して、口吻が花筒に伸びていることと、アカタテハ、キタテハでないことは判った。が、それ以上のことは判らなかった。
仮に、ルリタテハや、ヒオドシチョウだとしても、樹液や獣糞からの吸汁や吸水のイメージがあったのでピンとこなかった。
結局、この日は、ソメイヨシノの花で吸蜜する越冬明けの立羽蝶の正体は判らないままだった。


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画像 1 ソメイヨシノの花にとまったルリタテハ   


そして、その後の4月10日。ソメイヨシノは花が散り始めていた。
この日も、飛ぶ姿が黒っぽく見える立羽蝶がいた。そして、ソメイヨシノの花で吸蜜をした。


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画像 2 ソメイヨシノの花で吸蜜中のルリタテハ 口吻が花筒に伸びている  


1週前の4月3日のものとは別の個体だった。画像で確認した翅のダメージの具合が違ったので、そのことにより、別の個体と判断した。
(4月10日の当日は、4月3日のものとは別の個体と判断した。しかし、後で、別種のヒオドシチョウと気付いた)


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画像 3 ソメイヨシノの花で吸蜜中の立羽蝶 (後にヒオドシチョウと気付く )  


そして、この日は割りと観やすい位置で吸蜜してくれたので、撮影も割りと容易だった。
さらに、花に口吻を差し込んでいる様子も確認できた。おまけに、翅も開いてくれた。
花につかまっての開翅の姿はルリタテハだった(画像 1 )。

ソメイヨシノで、たっぷり吸蜜すると。翅を広げてたっぷりと休み。そして、ソメイヨシノで、たっぷり吸蜜。と、そんなことを繰り返していた。
この日は曇天。雲に遮られて日は射していなかったが、翅を広げて休んでいた。


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画像 4 ソメイヨシノの花で吸蜜後。翅を広げてたっぷりと休むルリタテハ  


4月3日のときは、翅を広げた姿が見られなかったが、この日のルリタテハは、花にたかりながら開翅してくれたり、近くで翅を広げたりと、気前が良かった。


2016年4月10日の道草の記

画像 1 、画像 2 、及び、画像 4 は同一個体である。




ルリタテハは、花に寄り付かず、吸蜜はしないと思っていた。水分補給は樹液と獣糞だけと思っていた。
それが、偶然に、ソメイヨシノの花で吸蜜するのを目撃した。
ちょっと不思議に思えたので、Webで調べたら、桜に限らず、花で吸蜜する姿の目撃例があり、合点がいった。

なお、昨年(2015年)の9月20日に、コナラ(小楢)の樹液を吸う姿を目撃した。その時は、アカタテハと並んで吸水していた。そして、互いに干渉することもなかった。
まだ、獣糞の水分を吸う姿は見たことがない。


   --- 後記
この記事を書き終えて、画像 3 を眺めたら、翅裏の模様や翅の縁の破れ具合が、ヒオドシチョウに似ているような気がしてきた。
ヒオドシチョウ関連の記事の、「肩に止まったヒオドシチョウ」の画像 1 、画像 2 などと見比べても、翅裏の模様や翅の縁の破れ具合は、越冬明けのヒオドシチョウのようである。
そして、翅裏の模様や翅の縁の破れ具合から、4月3日には正体不明だった立羽蝶は、ヒオドシチョウであったと気付いた。
ヒオドシチョウの吸蜜の確認については、気長に今後の課題とすることにした。



 

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