トキリマメ(吐切豆)の蕾

トキリマメ(吐切豆)は、マメ科タンキリマメ属のつる性の多年草。
昨年(2014年)の11月、いつも通っている場所で、突然のように鮮やかな赤色の莢(豆果)が目に入った。
早速、鮮やかな赤色の莢の正体をWebで調べてみた。すると、のど飴みたいな名前のタンキリマメ(痰切豆)の莢に当たった。
以前から、名前が面白く感じたので、タンキリマメの名前はWeb上で見て記憶にあった。しかし、この丘陵地帯では見たことのない植物だった。
そんなことから、継続観察が始まった。
観察を始めて気付いたのだが、特徴的には、タンキリマメではなく、トキリマメだった。タンキリマメでなくトキリマメにしろ初めて観察する植物だ。
なお、トキリマメの名前(和名)と、その存在は、このときに、初めて知ってた。


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画像 1 トキリマメの赤色の莢(豆果)  2014年11月 


タンキリマメもトキリマメもマメ科タンキリマメ属で同属の植物。そして、一見はよく似ている。その違いは別の機会に記すことにする。

しかし、2011年から4年間も歩いていてその存在に気付かなかったことが不思議に思えた。目を惹く、鮮やかな赤色の莢を今まで見た記憶がなかった。
それも、束の間。観察を初めて間もなくのこと。莢が割れて、黒光りする種子が出てきた姿を見た。そして、疑問が解けた。
この植物の上方に枝を広げているゴンズイ(権萃)(ミツバウツギ科ゴンズイ属の落葉小高木)がある。そのゴンズイの、裂けて種子の露出した果実と、トキリマメの赤色の莢が割れて、黒光りする種子が出ている様が似ていたのだ。
きちんと見れば別物だが、無意識に眺めると、両方とも赤色と黒色の色彩が似ていて紛らわしいことに気付いた。

今までは、鮮やかな赤色に色付いた莢を見たことがなく、赤色の莢が割れて、黒光りする種子が出ている状態のときに通りかかっていたのかも知れない。
ゴンズイの果実が、この辺りに落果して、そこいらに引っ掛かっていると思い込んでいた。確かに、そう思い込んでしまうと、遠目には、トキリマメの割れた莢も、ゴンズイの落果した果実にしか見えない。


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画像 2 トキリマメの蕾  2015年8月 


さて、それでは、昨年までは、トキリマメの花を何故見落としていたのだろう。
今年はその疑問を解くべく、花の時期を待っている。
6月6日から観察を始め、8月22日になって小さな蕾を見出し、花期の近いことを確信した。
2週間後の9月5日に覗いてみたが、蕾に際立った変化は感じられなかった。


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画像 3 トキリマメの蕾  2015年9月 


果たして、トキリマメの花を見ることはできるのだろうか。
蕾を確認したのだから、花も見てみたいものである。



   ---   追記
この観察株、2015年9月12日に訪れたら、花が咲き始めていた。
花序軸が短く、葉陰で咲いていた。


   ---   関連記事
ノササゲとトキリマメ 」2015/09/17
2015年9月13日、別の場所で、ノササゲ(野豇豆・野大角豆)と、トキリマメが並んで咲いているのを見つけた。
こちらは、花からの観察だが、秋から冬までの観察が続く予定。
結実後の莢(果実)の成長の観察が楽しめそうである。



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