翅の外縁が美しい ヒオドシチョウ

5月下旬のこと。今年になって、つい最近に、羽化したと思われるヒオドシチョウ(緋縅蝶)の成虫に出遭った。
路上の落葉溜まりで吸水していた。ちょうど、その日の明け方まで降雨があった。
春から、初夏になるまで雨不足だった。そんな気候が続いていたので、明け方まで降雨は程よい恵みだったのだろう。同じ落葉溜まりで、テングチョウ(天狗蝶)と、蛾(未同定)も吸水していた。


画像

画像 1 路上から吸水する開翅のヒオドシチョウ


簡易舗装の道路を歩いていたら、数メートル先の路上に、橙色の翅を広げてとまっているものがいた。
近付いて確認したら、翅表の黒色の斑紋がヒオドシチョウと物語っていた。
初夏にヒオドシチョウを見るのは初めてのことだったので、慌てて記録撮影をした。
逃げられても困ると思い、手持ちのままの撮影だった。
撮影をしながら観察をすると、口吻を地面に突き立てていたので、吸水をしているようだった。
道路上であったが、舗装面の粗い部分に土と落葉が溜まって、そこに雨水が滲みこんだ地面になっていた。


画像

画像 2 路上から吸水する閉翅のヒオドシチョウ


ヒトの気配を感じたのだろう。翅を閉じた。
閉翅しても、口吻を地面に突き立てたまま、吸水をしているようだ。
翅裏は落枝、落葉と土の混じった、この場所に適している迷彩模様だった。
ついでなので、回り込んで、翅を閉じた姿も撮影した。

画像を確認すると、翅の外縁の内側に沿って青色が入っていて美しく思えた。翅裏も翅表同様に青色が入っていた。
今までに観察したヒオドシチョウは、越冬明けと、越冬途中と思われる個体ばかりだったので、翅の外縁は破れていて、外縁の内側に沿った青色には気付かなかった。
後悔だが、手持ちでなく、三脚を使用して撮影すれば良かったと思う。ひたすら吸水しているとは思わず、逃げられてしまう心配が先立ってしまった。
三脚を使用して撮影すれば、画像 1 も多少は鮮明な画像が貼れたのかも知れない。


ヒオドシチョウ(緋縅蝶)
チョウ目(鱗翅目) タテハチョウ科 タテハチョウ亜科 タテハチョウ属
Nymphalis xanthomelas

2015.5.30  丘陵地帯
ヒト臭さのある道路上


ヒオドシチョウは、成虫で越冬する。そして、越冬明けに、エノキ(榎)などに産卵し、新成虫は初夏に羽化する。
さらに、初夏に羽化した成虫が、夏眠をへて、越冬する。とのこと。
ヒオドシチョウは、まだ観察経験が少ない。翅の縁、特に、外縁の破れていない個体に初めて出遭った。
今回のヒオドシチョウは、初夏と言う時期的なものと、翅の縁の破れの見えないことから、羽化間もない個体であろう。
また、ひたすらに土中から吸水していたことから、繁殖能力を得るために必要な養分を吸収する若い雄であったのであろう。






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