春の蝶 ミヤマセセリとの出遭い

2015年4月12日、セセリチョウ(挵蝶)の仲間のミヤマセセリ(深山挵)と出遭った。
初見の蝶なので、種名(名前)を調べてみた。そして、ミヤマセセリと判った。
このミヤマセセリは、春にしか成虫が見られない蝶であった。


3月29日に、今春初見のヒオドシチョウ(緋縅蝶)を観察した。その時に、飛んでいる姿が黒色に見える小さな蝶を見た。
小さな蝶といっても、ヒオドシチョウと比べての表現。その蝶が道脇の落葉の中に着地したが、覗いても姿は確認できなかった。
飛び去る姿も、黒っぽい蝶にしか見えなかった。

その後の2週間は、ほとんど雨天か曇天の日々が続き散歩ができなかった。
そして、運良く、束の間の雨の降らない日に日曜日が当たった。
前日が雨天で、雨の上がった午後の短時間しか観察ができなかったので、この日は早朝を期しての散歩予定だった。
しかし、諸事情で出発が遅くなってしまった。

丘陵地帯に近付くと、山全体が若草色に萌えていた。
出発が遅くなってしまっていたので、予定していた道順を変更せざるを得なかった。
観察したい物が沢山あるので、あわよくば、2本立てと思った。


そして、とりあえず、1本目。
軽く汗ばみながら、尾根道を上った。ヤマザクラ(山桜)と、カスミザクラ(霞桜)の比較観察をする予定だった尾根だが、ヤマザクラはすでに咲いていた。
やっと来た春は、変化が激しく、的を絞って観察しないと悔いが残ってしまう。今年は3月から天候不順などで1週おきにしか訪れていない。
そして、あれこれと観察の目論見が崩れ始めてきている。


画像

画像 1 調べたら、ミヤマセセリの雌だった 


この尾根のヤマザクラと、カスミザクラの比較観察は、来年以降になりそうである。と、思いながら、上っていると稜線に出た。
稜線上のこぶを目指して進むと、黒っぽい蝶が飛んできて、路上の落葉の上に着地した。
翅を広げた姿は、茶色または薄茶色が目立った。
数匹の個体を観たが、基本的に落葉の上に着地していた。落葉の上に着地しない個体もあったが、落葉のすぐ脇だった。
翅を広げて日向ぼっこ(日光浴)なのだろうが、翅表の模様が落葉迷彩なので、本能的に落葉の上や落葉のすぐ脇で翅を広げるのであろうと思った。


ミヤマセセリ(深山挵)
チョウ目(鱗翅目) セセリチョウ科 チャマダラセセリ亜科 ミヤマセセリ属
Erynnis montanus
成虫は春のみ出現するするとのこと


その後、稜線上のこぶで、ヒオドシチョウの乱舞(バトル)や、ヒオドシチョウが重連から四重連状態で黒っぽい揚羽蝶を追尾(駆逐)するのを眺めながら中食を摂った。
黒っぽい揚羽蝶については種名は不明。
現状で、飛んでいる黒っぽい揚羽蝶はモンキアゲハ(紋黄揚羽)ではないことは判るのだが、それ以外の種についてはまだ識別ができない。

植物観察はめぼしい成果がなかった。
それでも、キク科のタムラソウ(田村草)の根生葉を確認した。しかし、撮影は失敗してしまった。
このタムラソウ、昨年は、成長の継続観察をしていたが、夏までには虫に食われ姿を消してしまった。花を楽しみにしていたのだが、残念だった。
そんなことがあったので、今回、葉が見られたので一安心した。


山麓に下りて、2本目の散歩をするかどうか考えながら、2度目の腹ごしらえをした。
2本目は時間が許せば、スノキ ウスノキ(※ 1)の冬芽の変化を見るつもりであった。2月21日以降、スノキ ウスノキ(※ 1)の観察はできないのでいたので気掛かりだった。
ただ、時刻的なこともあり、2本目の散歩に躊躇する気持ちもあった。この日は午後からしだいに天候が崩れる天気予報だった。
それでも、気持ちの結論が出ないまま、2本目の散歩へと藪の道に入った。


   ---   後記
記録画像はないが3月29日の飛ぶ姿が黒色に見えた蝶も、出始めのミヤマセセリであったのであろう。と、思うようになった。


   ---   訂正 2015.04.27
※ 1   スノキではなくウスノキだった。どちらも、ツツジ科スノキ属。
スノキと思って観察していたが、4月26日に花を見て、スノキではなくウスノキであったと気付いた。



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