冬枯れ コゲラも撮れた

2015年2月14日、冬型の気圧配置で、北西風の強い日だった。
特に、12時台から17時台までが北西風が吹き荒れた。そんな状況だったので、冬芽を主とした植物の観察は成果がなかった。
風当たりの強い稜線では鳥の姿も見えなかった。それでも、強風が幸いして、結果的に、ゴジュウカラ(五十雀)や、コゲラ(小啄木鳥)を観ることができた。
他の鳥も観たり撮ったりしたので、1週前の2月7日と同様に、鳥見三昧みたいな1日だった。

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画像 1 笹藪から樹上に逃げたメジロ 


風に吹かれながら日向で、水辺のキセキレイ(黄鶺鴒)を眺めながら、昼食。
風が強いためか、水辺以外は、鳥の姿はなかった。
画像 1 の梅の樹に近付いたら、樹下の笹藪から一斉にメジロ(目白)が飛び出た。そして、梅の枝にとまった。風が強いので、メジロたちは笹藪で風除けをしていたようだ。
そんな訳で、画像のメジロは梅の花の蜜を吸うためでなく、ヒト(私)から逃げるために梅の枝にとまったものである。

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画像 2 畑のツグミ どうだい、かっこいいだろう 


畑の脇を歩いていたら、ツグミ(鶫)がやって来てポーズを取った(画像 2 ~画像 4 )。

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画像 3 畑のツグミ 正面を向いて、何か用かい! 



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画像 4 畑のツグミ いざ、食事に…… 


ツグミのお目当ては白菜だったのかも知れない。
畑には、霜除けをした白菜が少し残っていた。

峠から尾根道を登りだしたら、風がぴたりと止んだ。地形的に高い部分が風除けになっているようだ。
風のない上り道、「チチチー」とエナガ(柄長)の小さな群れがやってきた。残念ながら、枝が障害になり撮影はできなかった。
尾根道をほぼ上りきると、強い北西風に苛まれた。

そして、稜線沿いの冬芽を主とした植物観察はまったく成果のないまま、散歩だけで終わった。

最後のこぶを越えて、尾根道を下ると、突然に低木の藪から鳥の群れが飛び出した。
藪で風除けをしているところにヒト(私)が来たものだから、慌てて逃げ出したようだ。
鳥たちが飛び出した藪の中で、「コツコツコツ」と音が響いていた。音のする方を覗いて見ると、直径5mm程度の幹の向こう側にコゲラがいた。細い幹の両脇からコゲラの腹が見えていた。
1m足らずの距離なので、近すぎて撮影が出来ない。思案をしていたら、飛んでいってしまった。
コゲラも飛び去り、もう何もいないようだったので、藪の脇を通り始めたら、シジュウカラ(四十雀)が1羽、胸(※ 1)を見せて飛び出した。

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画像 5 嘴を開いたゴジュウカラ 


鳥たちが飛んだ方向を見ると、幹にとまる鳥、枝を移動する鳥と、目移りするほどの数の鳥がいた。
餌捕りをする鳥がいたので撮影してみた(画像 5 ~画像 7 )。
初見の鳥だが、下向きで餌捕りをする特徴が、ゴジュウカラだった。シジュウカラという名前は昔から知っていたが、ゴジュウカラという鳥がいることは初めて知った。

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画像 6 コナラの樹皮から餌をつまんだゴジュウカラ 



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画像 7 餌をくわえたゴジュウカラ


嘴から眼を通り側頭部へと黒い筋模様が続くのが、ゴジュウカラ識別の特徴のひとつという。
残念ながら、嘴の様子は判らないが、画像 7 の過眼線の黒い筋模様と、下向きにとまる様子は、いかにも、ゴジュウカラらしい。

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画像 8 ゴジュウカラ 下尾筒の茶色模様


もうひとつ、画像 8 に写っている、下尾筒(かびとう)の茶色もゴジュウカラ識別の特徴のひとつという。
さらに、この下尾筒の茶色の濃淡で雌雄の識別ができるという。これは、私には比較観察の経験がないのでまだ無理である。

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画像 9 エゴノキのコゲラ 


下向きで餌捕りをする鳥の次は、コゲラを撮った。
コゲラは今までに何度も見ているが、頻繁に動く鳥で、合焦前に逃げらていた。
今回は角度は不満だが、初撮りの記念である。少なくとも2羽いたが、二兎(2羽)は追えないので、順番に撮影した。1羽目は動きすぎていたので撮影は失敗。2羽目が画像の個体。
それにしても、蓑を背負ったような姿は鳥とは思えない。

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画像10 コゲラの背中の横縞模様 


コゲラの背中の横縞模様は、羽黒山伏の「スリ」と呼ばれる独特の市松模様の衣装を連想してしまう。
コゲラは横縞模様で、羽黒山伏は市松模様なので、明らかに違うのだが、思い込みの修正が出来ないままでいる。

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画像11 地上で餌を探すカシラダカ 


山麓に出ると、カシラダカ(頭高)の小さな群れが地上で餌を探していた。

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画像12 ねぐらを探すシロハラ 


水際の藪に、ひょこひょこと歩きながら、ねぐらを探す、落ち着きのないシロハラ(白腹)がいた。
茂みに入っては出、入っては出と繰り返していた。しばらく眺めていたが、最後に入った茂みから出てこなくなったので、観察をやめた。
ジョウビタキ(尉鶲)が近くに来たので、撮影を始めたら、ジョウビタキの向こうにシロハラがいた(画像12 )。先ほどの個体なら水際の藪から出てきたことになる。それとも別の個体がいたのだろうか。
シロハラは単独行動が多いとのこと、水際の藪からの距離を思うと同一個体と思われる。先ほどは、水際の藪にねぐらを探していたのだと思ったが、藪の茂みで、動物性の餌探しをしていたのかも知れない。

それにしても、シロハラの後姿はいつ見ても、坊さん(僧侶)を連想してしまう。
このシロハラ、再び水際の藪に向かっていった。ねぐら探しか、餌探しだったのかは定かではない。

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画像13 ちょこまかと動き回る ジョウビタキの雄 


シロハラが去ったので、再び、ジョウビタキ。
ジョウビタキはまだ近くでちょこまかと動き回っていた。
時々、立ち止まって、撮ってみろといわんばかりにポーズを取るので数枚撮影できた。

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画像14 ジョウビタキの背中 


背中も撮ってくれといわんばかりの後ろ向きのポーズを取った。
黒っぽい翼の白色の斑紋が目立つ。
地方によって、紋付鳥(もんつきどり)と言う呼び名があるそうだ。いかにも、白色の斑紋が紋付を羽織っているいるようだ。

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画像15 水際を歩き回るキセキレイ 


水際の藪に向かっていったシロハラはどうしたかと思い、初めに見た水際に目をやると、何処から出てきたのか、キセキレイが歩いていた。
このキセキレイ、この水辺の住人(住鳥?)のようである。先週と同じ個体かも知れない。


ゴジュウカラは、姿を見るのも種名を知るのも初めての鳥だった。
風除けの藪には、ゴジュウカラ、シジュウカラと、コゲラが一緒にいた。Webで、ゴジュウカラについて調べていたら、「混群」という言葉に当たった。
ゴジュウカラは、繁殖期にはつがいで縄張りを持つが、非繁殖期は、シジュウカラやコゲラと混群を形成することがある。とのことだった。
藪から3種類の鳥が飛び出したことが不思議に思えたが、非繁殖期に「混群」をなしていたということで納得できた。
 

1週前は、以前から気になっていたエナガが撮れた。
そして、この日は、やはり、以前から気になっていたコゲラも撮れた。コゲラが撮れたのは、まさに、強風のお蔭であった。



※ 1 シジュウカラは、胸から腹へ続く黒筋模様があるので、飛んでいるときでも容易に識別できる。俗に、「ネクタイ模様」と言うらしい。確かに、ネクタイで、黒筋模様が首に細く巻いてある。
黒筋模様は、腹部側面からでも一部見えるが、正面から見ると一目瞭然。
胸から腹へ続く黒筋模様の幅の具合で雌雄の区別ができるという。これに関しては、比較観察の経験がないので私にはまだ無理である。

 2月22日、曇り。我が家の前の電線にシジュウカラがとまった。胸から腹へ続く黒筋模様が目立った。その後、電線から下りて、ブロック塀の上をピョンピョンと移動したりしていた。スズメ(雀)より小さいか、同じ程度の大きさに思えた。シジュウカラは市街地にも棲むことのできる鳥とのこと。





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