冬枯れ 新たな観察課題

2015年1月24日、体調面などで、ぐずぐずしていて、散歩に出掛けるのが遅くなってしまった。
さらに、現地に着いて、ニーパッドを忘れてきたことに気付く。
せっかく出掛けてきたのだからと、一服点けながら、ニーパッドなしの観察コースを考えていた。
そんな時に、鳥の気配がした。見上げると、ヤマガラ(山雀)のようだった。

1月17日に初見のカワラヒワ(河原鶸)の撮影に失敗した。手振れ防止機能が作動していないように思えた。
そんなことがあったので、手振れ防止機能の動作確認と、小手試しと思い枝の上のヤマガラを撮影してみた(画像 1)。

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画像 1 枝の上のヤマガラ(山雀)



別の樹には ヒヨドリ(鵯)がいた。枝越しだが、撮影してみた(画像 2)。

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画像 2 ヒヨドリ



ちょっと離れた日陰の石の上にもヤマガラが見えた(画像 3)。これは、絵合わせで確認したら、ヤマガラではなくジョウビタキ(尉鶲)の雄のようだった。
ジョウビタキの雄については、翌日同じ場所で再度撮影できたので、間違いないようだ。
私のような観察経験のない人間には、ヤマガラもジョウビタキの雄も遠目に胸部から腹部の橙色だけを見ると区別がつかない。

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画像 3 ジョウビタキ



眼前の枝で虫捕りに夢中になっている鳥がいた(画像 4)。
帰宅後、画像を確認し、絵合わせで調べてみたら、尾が長い・背中が緑色などの特徴から、シジュウカラ(四十雀)だった。

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画像 4 虫捕りのシジュウカラ



手振れ防止機能の動作確認を兼ねての鳥の撮影をしながら中食を済ませた。
そして、ニーパッドを忘れてきたので、冬芽観察コースは諦めて、普段歩かない道を歩いてみることにした。
何故、その道を普段歩かないのか。それは、観察対象のめぼしい植物がないからである。

普段歩かない道へ入ると、上りの途中で頭上に鳥の気配がした。鳥が見える高さまで登ってから振り返ると、頭の黒い、嘴の太く短い鳥が2羽いた。そして、リョウブ(令法)の果実を啄ばんでいた(画像 5)。
これも、帰宅後、絵合わせで調べてみたら、ウソ(鷽)の雌のようだった。
しかし、リョウブの果実に、まだ種子が入っているのだろうか。リョウブの果実の継続観察をしたことがないので疑問が残った。
季節的に、冬枯れで、樹々の葉が落ちているので、リョウブやヤマウルシ(山漆)の果穂が目立つ。種子の有無を後で確認してみようと思った。、

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画像 5 リョウブの果実を啄ばんでいたウソ



日向ぼっこをしていたら、目の前にヒヨドリが来た(画像 6)。

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画像 6 ヒヨドリ



日向ぼっこをしながら腹ごしらえを済ませ、周辺の植物を物色した。
すると、斜面からカラスザンショウ(烏山椒)のようなものが生えているのに気付いた。
肉眼でははっきりと見えなかったが、撮影した画像には、冬芽(側芽)の下に葉痕と維管束痕が写っていた。
また、カラスザンショウの特徴のトゲも写っていた(画像 7)。

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画像 7 カラスザンショウ 画像で確認したら棘があった



冬枯れの雑木林は見通しが利く。カクレミノ(隠蓑)やユズリハ(譲葉)は葉を付けているのでよく目立った。
歩きながら、あれこれと物色していたら、枝に榛木(はんのき)の仲間のような果実(果穂)を見出した。
気になったので、斜面を降りてその樹の根元へ行ってみた。その樹の根元付近を見回すと古い果実がいくつか見つかった(画像 8)。
季節的に、すでに、種子を出し終えた果穂なのだろうが、気のせいか長いように思えた。カバノキ科ハンノキ属の樹木は、ケヤマハンノキ(毛山榛木)の観察が中途になったままである。ケヤマハンノキの落下した果穂は、画像 8 のものよりも短かったと記憶している。

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画像 8 種子を出し終えた果穂



うまい具合にひこばえがあり、冬芽があった(画像 9)。

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画像 9 ひこばえの冬芽(葉芽)



葉痕と維管束痕も写してみた(画像10)。

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画像10 ひこばえの冬芽(葉芽)と葉痕



樹皮はケヤマハンノキと雰囲気が違うように思えた。カバノキ科ハンノキ属の観察経験は、ケヤマハンノキの観察が中途のままであるので、ないのに等しい。
帰宅後、未整理の画像の中から、やっとの思いで、ケヤマハンノキの冬芽(葉芽)と葉痕の写っているものを探し出した(画像11)。
ケヤマハンノキと比べると、葉痕と維管束痕は似ている。冬芽は似ているが微妙に違うように思えた。
画像11 のケヤマハンノキの冬芽は柄があるが、この日の冬芽には柄があるようには見えなかった。
もっとも、葉を確認すれば答えは出てくる。
そこで、新たな観察課題として、この樹の継続観察をすることにした。

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画像11 参考 ケヤマハンノキの冬芽(葉芽)と葉痕



山麓の農道に出ると、ツグミ(鶫)が1羽ぴょんぴょんと飛び跳ねていた(画像12)。

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画像12 農道のツグミ



この日は、冬枯れの雑木林の散歩で、新たなる観察課題が見つかった。
そして、これを機会にケヤマハンノキもきちんと観察して見なくてはと思った。

とはいうものの、冬枯れの季節だからこそ何処へでも入り込める。が、緑濃い季節になると藪を掻き分けてまでということはつい躊躇してしまいがちである。
昨年挫折したケヤマハンノキの観察と併せて、果たしてどうなることだろうか。



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