地面を歩いていたウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)

ウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)という名前(種名)を憶えた。
2014年9月27日のこと、赤とんぼの仲間を撮影していたら、地面で白いものが動く気配がした。その気配の方を見ると、翅を閉じた鱗翅目の白い生物がヨチヨチと歩いていた。
翅を閉じた形に見覚えがないので、初見の生物と思えた。白色の翅と、太目の脚が蛾の仲間のように思えた。
帰宅後、撮影した画像を確認すると、触角の先が小さな棍棒状になっていたので、蝶の仲間であろうと思えるようになった。
しかし、何蝶の仲間か見当が付かないで、未整理のまま保留されたままになってしまった。

10月14日、ちょっと時間が取れたので、気になっていた種名の判らないセセリ蝶の仲間を調べた。そのことがきっかけになり、偶然に、9月27日の白色の翅の鱗翅目の白い生物が、ウラギンシジミという蝶であると判った(※ 1)。そして、ウラギンシジミの存在を知った。

ウラギンシジミは、小灰(シジミ)蝶の仲間にしてはかなり大型のようである。そして、小灰蝶の仲間と判ったので、気になって、7月に見たゴイシシジミ(碁石小灰蝶)の画像を見てみた。ゴイシシジミと、ウラギンシジミの大きさはまったく違うが、脚の太さの雰囲気は似ていた。
何故、ゴイシシジミの画像と比較したかというと、9月27日の直近に撮影した小灰蝶はゴイシシジミと記憶していたからである。

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画像 1 地面に鱗翅目の白い生物 後にウラギンシジミと判る



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画像 2 ウラギンシジミ 横姿



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画像 3 ウラギンシジミ 斜め前から



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画像 4 地面から吸水をするウラギンシジミ 




ウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)
チョウ目(鱗翅目)シジミチョウ科ウラギンシジミ亜科ウラギンシジミ属
Curetis acuta

2014.09.27 丘陵地帯
ヒト臭さと獣臭さの境目の路上


画像 1 ~画像 4 を眺めて見たら、すべての画像が口吻(こうふん)が土に延びていることに気付いた。
どうやら、吸水の最中だったようだ。
光線の加減かも知れないが、ウラギンシジミの口吻の色は透明に近い白色ようだ。画像によっては、薄茶色に見える。薄茶色に見えるのは、泥水を吸っているいるその時かも知れない。

蝶の吸水については、Webで興味深い記載が多数あった。要約すると、吸水行動(きゅうすいこうどう)は、若いオスが、繁殖能力を得るために必要な養分を吸収するための行為であるとのこと。
2、3年前の夏に、イノシシのぬた場で、集団で吸水している黒い揚羽蝶を見たことがある。その時調べて、「体温を下げる行為」と理解した。
もしかして、黒い揚羽蝶たちが、若いオスだとしたら、繁殖能力を得るために必要な養分を吸収していたのかも知れない。
残念ながら、私の場合、経験と眼力が不足しているので、黒い揚羽蝶の種名の判別はできない。まして、雌雄の区別となればなおさらできない。
ただ、2012年からよく見かけるようになった、黒い揚羽蝶の仲間のモンキアゲハ(紋黄揚羽)だけは飛ぶ姿を見て種名が判る。モンキアゲハが近寄ってきた時の異様な大きさと、白色の紋が目立つ姿は、憶え易い特徴であると思う。

話が逸れてきてしまったが、
地面で吸水をしているウラギンシジミに出遭った、9月27日の午後2時の気温は最寄のアメダスの記録によると22℃。アメダスの記録気温と山中の現地の気温は同じではないが、参考にはなる。蝶とヒトの暑さの感覚は違うと思うが、22℃前後では、吸水によって体温を下げる行為はないように思える。
また、ウラギンシジミがどの程度の激しい飛行をするのか知らないが、画像の翅は痛んでいる様には見えないので、羽化間もない若い個体であろう。
そして、翅を開いた姿は見ていないが、Webで見られる画像と比較してもオスのように見える。
それらのことから、この日目撃したのはウラギンシジミの若いオスの吸水行動で、繁殖能力を得るために必要な養分を吸収するための行為であったと推測できる。


ウラギンシジミと出遭ったのは、
つい先日までは、クズ(葛)の花の甘い香りが漂っていた場所である。


※ 1 ウラギンシジミの存在を知るきっかけになったWebページ
種別生態写真と解説
http://butterflyandsky.fan.coocan.jp/shubetsu/shu.html
輝(かがやき)さんの運営している「大阪市とその周辺の蝶」というサイトの中にあるページだった。

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