三度目のルリタテハ

ルリタテハ(瑠璃立羽)との出遭いは2013年の3月17日が初めてだった。
この世のものなのかと思うほど美しく感じた蝶が翅を広げ日向ぼっこをしていた。
暫しの間、眺めていたが、飛ぶ気配もないので記録撮影をすることにした。カメラはまだリュックサックの中だった。
撮影の準備で目を離した隙に姿を消してしまった。

当日のメモによると、翅の表は黒。頭部近く緑に光る。水色の帯。と、あった。
Webで調べて、ルリタテハと判った。
後日、飛んでいる姿を見たが、翅の色は黒色でなく、薄めの紺色で鮮やかなものだった。
光線の反射具合で見え方が変わるのであろう。
鮮やかな薄めの紺色が瑠璃色。ルリタテハの「ルリ」は間違いなく、瑠璃色の「瑠璃」であった。

二度目は今年(2014年)の3月29日。樹林の中の道を飛んできて、藪の中の立ち木に止まった。
その日のメモによると、
撮りそびれたルリタテハ。翅を閉じると、破れ枯葉。撮れないのは時間不足と、カメラのせい。
と、ある。
カメラの実力を思うと、藪の中の蝶の撮影は無理だ。それに、ほとんど歩き初めで、植物の観察予定が沢山あるので、撮影は諦めた。
撮影は諦めたが、行きがけの駄賃に、翅を閉じた破れ枯葉が観察できた。

そして、三度目。樹林の中の道の地面に止まってくれた。
4月12日、植物の観察は遅れ気味だったが、近くに止まってくれたルリタテハを撮らない手はないと、撮影してみた。
俄かのことで、露出調整を失敗してしまったが、どうにか、記録は撮影できた。
先の植物観察の予定が詰まっていなければ、撮影ポジションを替えて、次のチャンスを待ったのだろうが、いかんせん時間に追われているので次のチャンスを待つことはしなかった。

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画像 1 ルリタテハ 



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画像 2 翅を開くルリタテハ 



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画像 3 翅を閉じたルリタテハ 



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画像 4 木の葉隠れは苦手なルリタテハ 



と、いうことで、止まっているルリタテハを三度目に見たときに撮影できた覚え。

なお、ルリタテハの翅の裏側は、木遁の術(もくとんのじゅつ)が得意のようだ。木の葉隠れではすぐにばれてしまうが、樹皮隠れ(木肌隠れ)はすばらしい。
3月29日は、「破れ枯葉」と感じたが、4月12日の落葉の上で翅を閉じた姿は、木の葉隠れよりも樹皮隠れが得意であると物語っているようだった。

ついでに、瑠璃(るり)といえば、
薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)や、
ルリカケス(瑠璃橿鳥)で馴染んでいる非日常的な言葉。
それらに、昨年から、ルリタテハ(瑠璃立羽)が加わった。
なお、ルリカケスは郵便切手で知っただけである。



ルリタテハ(瑠璃立羽)
チョウ目 タテハチョウ科 タテハチョウ亜科
Kaniska canace


川邊 透さんの昆虫エクスプローラのルリタテハの解説に、
「成虫で越冬するので、早春から飛びはじめる」と、あった。
アカタテハ(赤立羽)に引き続き、ルリタテハも成虫で越冬する蝶と知った。

次に止まっているルリタテハに出遭ったら、もう少しまともに撮影してみたいものである。


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2015年3月14日追記
関連記事、「昆虫雑録」の「ルリタテハ 幼虫と成虫の翅の裏面」2015/03/13。



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