ハリエンジュ 芽吹きと葉痕

花季には甘い香気を遠くまで漂わせるハリエンジュ(針槐)。
花盛りに、部分的だが、土手下の散歩道が、ハリエンジュの花のトンネルとなる。そんなときに、土手下の散歩道を銀輪散歩すると、蜜を求めて飛翔する蜂と衝突しそうになる。

ハリエンジュ(針槐)
マメ科ハリエンジュ属
学名 Robinia pseudoacacia
別名 ニセアカシア
誤名 アカシア

落葉高木で、幼木や若枝には棘 (とげ)が顕著だ。
和名の「ハリエンジュ」の「ハリ」は、その棘を針に見立ててとのことは容易に想像できる。また、「エンジュ」は、マメ科エンジュ属のエンジュ(槐)によるものだという。

ハリエンジュは、この「道草銀輪紀」 に記録する植物の中で、以前から、植物名を知っていた数少ない植物の一つである。
植物名を知っているがゆえに、まじまじと観察することもなかった。ところが、昨年(2012)の4月から、ハリエンジュの棘(とげ)が気になり始めた。
まだ、明確に観察をしていないが、樹の年齢により棘の形状の違いがあるようだ。

棘の形状の違いの観察はまだしていない。が、今回は、芽吹きと葉痕で気になることがあったので、別記事の「覚え」として記すことになった。

この春先から数種類の冬芽を観察している。ところが、ハリエンジュは、葉痕と、葉痕の内側の維管束痕は見えるのだが、冬芽は見当たらなかった。この、冬芽が見当たらなかったことが気になっていた。

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画像 1  



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画像 2  



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画像 3  



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画像 4  



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画像 5  


画像 1~画像 5は、昨年4月の、芽吹きというか、新葉の展開。
本来の「芽吹き」は、小さな世界だが、画像 9~画像10の状態を指すのであろうと思う。

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画像 6  



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画像 7  


画像 6~画像 7は、2月の葉痕と棘 (とげ)の様子。葉痕の内側の維管束痕も確認できる。

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画像 8  横から見た棘


画像 8は、画像 6~画像 7の棘を左側面から写したもの。

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画像 9 葉痕と芽吹き・近くのフィールドにて 



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画像10 頂芽の芽吹き・近くのフィールドにて  



画像 9~画像10は、この「道草銀輪紀」の散歩道での撮影ではない。3月17日の撮影。
2月の、画像 6~画像 7の葉痕と比べると、逆Yの字状のひびが拡がっていることに気付く。
よしゆきさんのサイト、「松江の花図鑑」でハリエンジュを調べたら、解説に、
冬芽は葉痕の奥にあり、表面にでない。葉痕の左右に托葉の変化した刺がある。葉痕は突出して三つに裂けることが多い。
という記述があった。
この解説で、気になっていた、冬芽が見当たらなかったことが納得できた。そして、葉痕の左右の棘(とげ)は、托葉の変化したものであることも分かった。

画像10で、ごく小さい頂芽の芽吹きが確認できる。そして、画像 9では、逆Yの字状のひびの中央に薄緑色の芽吹きが確認できる。画像10のもよりも更に小さなものだ。
ハリエンジュは、冬芽は露出していない。が、葉痕を押し広げて、芽吹き出すのであろう。

本稿は別記事の「覚え」として記すことになった。更にもう一編、別記事の「覚え」として「根萌芽したハリエンジュ」も記すことにする。



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