草むらに風渡る

予定をしても体調不良で行けなかったり、出掛けたものの、道草で時間を費やしすぎて、挫折。と、不調の銀輪散歩だが、5月12日は目的地へ行ってきた。直前の探訪が4月7日だったので、実に5週間ぶりであった。

基点までの土手上の道の脇には黄色の花が目立った。
オヘビイチゴ(雄蛇苺)、カタバミ(酢漿草、片喰)、クサノオウ(瘡王、草黄、草王)、オオジシバリ(大地縛り)、コウゾリナ(髪剃菜)、メマツヨイグサ(雌待宵草)であった。
メマツヨイグサは咲き始めたばかり。クサノオウは、4月13日には咲き始めていた。そして、いつの間にか、花が小振りになってきた。
それと、黄色の花ではないが、ユウゲショウ(夕化粧)の花が目立ってきた。また、キツネアザミ(狐薊)の蕾が目に付くようになっていた。

基点からは、時々、脇目を振りながら、ペダルを踏まずに、目的地を目指した。ペダルを踏まなくとも、北西風が追い風となり、自転車はどんどんと進んでしまった。ブレーキで速度を調節しながらの往路であった。

土手を乗り換えたら、初めて目にする花が咲いていた。「頂部がネジバナ風、紫色の花」と、自分なりの怪しげなメモを取った。風が強すぎて、撮影はできなかった。
この花は、帰宅後、Webで調べて、マツバウンラン(松葉海蘭)らしいことが判った。

いよいよ、目的地の道草銀輪紀の「カラスウリもあった」の場所へ近づくと、オオキンケイギク(大金鶏菊)らしき植物の蕾が、あちこちに目立つようになってきた。


目的地点の「カラスウリもあった」の場所へ着いた。
ガイガーカウンタで、γ線(がんません)の測定を始めた。空間放射線量の測定である。
空間放射線量の測定をしながら、周囲の偵察をした。5週間ぶりに訪れたので、草丈が伸びて様相が変わっていた。その変貌振りには驚いた。

第1のお目当ての、ヤブヘビイチゴ(藪蛇苺)の場所は、踏み込むのも躊躇するような草むらになっていた。
草を掻き分けると、ヤブヘビイチゴの花が確認できた。
また、他の植物の草丈に負けまいとするかのようなアレチウリ(荒地瓜)が目に付いた。無理に背伸びをしているようだ。この辺りの草丈、70~120㎝。イネ科(?)の植物が急激に背高になったようだ。

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画像 1 キタテハ

他の植物の草丈に負けまいとするかのようなアレチウリを引き抜いてから、撮影の準備を始めた。
風が強くて撮影困難と思えたが、光量が十分にあったので、どうにかなるかと思い撮影を開始した。

蝶が出迎えに来たので、撮影の小手試し。帰宅後の画像での確認だが、キタテハ(画像 1)のようだ。
引き抜いて、干からびさせようと思ったアレチウリだが、思い出の場所なので、記録撮影(画像 2)をした。
昨年の7月、俄かにアレチウリが見たくなった。そして、気にして、散歩のときに、探していた。昨年の8月6日に、この場所で、アレチウリらしき葉が私の前に姿を現した。後日、その葉は、アレチウリの葉と確認できた。
と、そんなことがあったので、ささやかではあるが、この場所は、私にとって、アレチウリの葉を初見した記念すべき思い出の場所でもある。

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画像 2 アレチウリ

メジャーは参考までに写っているが、画像の上側の個体の寸法。茎頂部のひげを除いて、地上部40㎝。ひげ、細根を除いて、地下部7cm。

歩道から見える範囲では、オヤブジラミ(雄藪虱)、ハルジオン(春紫苑)、ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)、マメグンバイナズナ(豆軍配薺)などの花が目立つ。

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画像 3 イヌガラシ

イヌガラシ(犬芥子)が咲いていた。

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画像 4 オヤブジラミ

オヤブジラミ(雄薮虱)も撮った。イヌガラシも、オヤブジラミも、普段の散歩のときに風に揺れて撮影できずにいた。この日は、普段の散歩のとき以上に風が強かったが、光量が十分にあったので、どうにかなるかと思い撮影をしたしだいである。

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画像 5 ウシハコベ

今年始めて見るウシハコベ(牛繁縷)が咲いていた。

強風下での撮影の小手試しも済み、お目当ての、ヤブヘビイチゴ。

踏み込むのも躊躇するような草むらになっていたが、草を掻き分けて花を確認した(画像 6)。
草藪の中のヤブヘビイチゴは、花径18mm、草丈14㎝だった。
この場所で、昨年の11月26日に、果実を見た。その後、この場所を、訪問のたびに気にしていた。草むらに隠れていたが、位置は把握できていた。そんな訳なので、すんなりと、草を掻き分けることができた。

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画像 6 お目当ての、ヤブヘビイチゴ

春の兆しを求めて の画像 2 の葉があった位置は、数メートル北寄り。
見当を付けて、草を掻き分けると、草藪の中に大きめの花が、確認できた(画像 7)。
計測の記録。花径23mm、草丈30㎝。花径27mm、草丈27㎝。
周りの植物が、一気に草丈を伸ばしてしまったので、それに負けじとばかりに草丈を高くしたのではないかと思えた。

第1のお目当ての、ヤブヘビイチゴは、草を掻き分けて、花を見ることができた。
ヤブヘビイチゴの「ヤブ」の意味が分かるような気がした。きっと、草藪の中でも開花できるので、「ヤブ」の字が当てられたのだろう。
それと、副萼片。初めて見たヤブヘビイチゴの花だが、ヘビイチゴ(蛇苺)と比べると、確かに、副萼片が花弁より長かった。

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画像 7 草藪の中の、ヤブヘビイチゴ

第2のお目当ては、オオキンケイギク(大金鶏菊)。オオキンケイギクの前に、ちょっと寄り道をした。
寄り道をしたら、そこにも、ヤブヘビイチゴが咲いていた。結実もしていた。直前に探訪した4月7日にも覗いているのだが、そのときは、葉の存在すら気が付かなかった。
植生の具合で、4月7日には午前の日当たりの良い場所だった。ヤブヘビイチゴは、ヘビイチゴ同様、開けた場所にもあることが判った。ま、好き好んでヤブの中だけに育つわけではないらしい。

草藪の中の、ヤブヘビイチゴに比べると、開花も早かったと見えて、結実して、痩果(そうか)を付けているものも目立った。
花あり、果実ありで、よい光景だった。周りに草丈の高いものがある訳ではないので、ここのヤブヘビイチゴは草藪の中のものよりも背が低かった。

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画像 8 ヤブヘビイチゴの果実

ようやく、第2のお目当てのオオキンケイギク。春の兆しを求めて のころは、『オオキンケイギク(大金鶏菊)か、ホソバハルシャギク(細葉波斯菊)なのか気になっているロゼット状の根生葉』と、表現をしていたが、4月7日にこの場所を訪れた後から、「オオキンケイギクなら、ロゼット状の根生葉」と、判った(理解できた)。
「オオキンケイギクと、ホソバハルシャギクの区別」については、別記しておこうとは思っている。

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画像 9 オオキンケイギクの根生葉 4月7日
参考、画像 9 は、オオキンケイギクの根生葉。4月7日撮影。

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画像 10 強風にあおられる、オオキンケイギク


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画像 11 蕾が沢山

次に訪れるときには、オオキンケイギクの花が見られると思った。

タイトルの「草むらに風渡る」だが、その光景を画像にすることには失敗した。
当日の最寄のアメダスデータ
時刻 気温 降水量 風向 風速 日照時間
15時 16.5 0.0 北北西 8 60 
14時 17.0 0.0 北西  6 60 
13時 17.4 0.0 北北西 9 60 
12時 18.5 0.0 北北西 8 60 
11時 18.5 0.0 北北西 5 58 
10時 17.8 0.0 北西  5 60 
9時 17.1 0.0 北西  4 60 
8時 15.9 0.0 北西  5 60 

草むらに風が渡る光景を撮影した13時ころは、最寄のアメダスデータによると、北北西風、9(m/s)であった。


未完成の記事だが、記録として公開する。

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