ヤブキリ 幼虫の脱皮

日曜日ごとに足を運んでいる丘陵地帯で、ヤブキリの幼虫と出遭った話。

5月13日、ゼンテイカ(禅庭花)に似た花が咲いていた。ゼンテイカの自生はないと思われる場所である。
花を覗いて見ると、触角の長い虫がいた(画像 1)。何かの幼虫。背中の縦筋模様が、ヤブキリの幼虫と物語っていた。
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画像 1 ゼンテイカ(禅庭花)に似た花の花粉を食べていた

人目を気にしないで、ひたすら、むしゃむしゃと、花粉を食べていた。

私は、バッタの類の昆虫に限らず、昆虫の名前はほとんど知らない。でも、ヤブキリの幼虫は、他所で、以前に何度か出遭ったことがある。そんな訳で、ヤブキリという名前だけは知っていた。
この丘陵地帯に通い始めて1年経った。そんなときに、この丘陵地帯では初めての、ヤブキリの幼虫との出遭いだった。

5月27日、コアカソ(小赤麻)の葉陰に何やら動きがあった。ワカバグモか何かが餌を捕まえているのかと思ったが、よくよく見ると、ヤブキリの幼虫の脱皮の終盤だった。

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画像 2 ピンボケの触覚は丸まっていた

コアカソの枝に、脱皮前の脚を掛け、脱皮殻に腹部の先端のみで、風に揺られながら、宙ぶらりん。
脚を縮め、触覚を丸め、尻が抜けずに、宙ぶらりん。なんともユーモラスな格好だった。この先どうなるのか見物することにした。

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画像 3 右の触覚が伸び始めた

無防備で、ひたすら宙ぶらりんだが、画像 2の状態から変化があった。右の触覚が伸び始めた。

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画像 4 腹部先端が抜けきらない

触覚が伸び始めても、腹部先端は未だそのままで変化は感じられなかった。

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画像 5 触覚が、両方伸びた

風に揺られながら、触覚が、両方伸びた。

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画像 6 伸びた触角。まだ宙ぶらりん


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画像 7 脚が動いた。腹部先端を抜く

どのようにして、宙ぶらりんの状態から、腹部先端を抜くのかと気掛かりだった。なるほど、前脚と中脚を、己の脱皮殻に掛けて、腹部先端を抜く算段だったのか。
無防備な宙ぶらりん状態でいたのは、触覚が、両方伸びるのを、ひたすら待っていたのであろう。

私が見物を始める前に、どのくらいの時間を宙ぶらりん状態でいたのかは知らない。見物を始めて、初めて脚が動くまで、4分であった。
どのくらいの時間を宙ぶらりん状態でいたのかは知らないが、触覚が、両方伸びるのを待つ間に、体力(脚力)温存のため、ひたすら、脚を動かさずにいたものと推測できる。


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画像 8 脱皮終了。方向転換

脱皮終了後、コアカソの枝に脚を絡めて、方向転換した。逆さのときは、前脚と中脚だけで、用が足りるようだ。

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画像 9 再び、方向転換

再び、方向転換をした。

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画像 10 脱皮殻を口にする

無意味と思える方向転換をしたと思ったら、直前に、腹部先端を抜き終えたばかりの脱皮殻を食べ始めたようだ。
すべて食べるのかと思って見ていたが、すぐに離れてしまった。逆さでの食事は疲れるのだろうか。

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画像 11 残った脱皮殻

脱皮主が去ったばかりの脱皮殻を撮影した後、ヤブキリ君の寸法を測った。体長は、約18mmだった。
体長測定が煩わしかったのか、ヤブキリ君は、コアカソの葉陰へと姿を消した。
脱皮殻の残った部分は、長さ5mm程度だった。


ヤブキリの幼虫が成虫になるまでに何回脱皮をするのかは知らない。
また、成虫に出遭ったとしても、果たして、ヤブキリと判るかどうかも定かでない。
一応、覚えとして、
ヤブキリ(学名 Tettigonia orientalis)は、バッタ目キリギリス科キリギリス属。

ヤブキリの成虫は獰猛な肉食と聞いている。

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