Spring ephemeral カタクリ

カタクリが咲いていた。
体調を崩し日曜散歩は休んでいた。5週間ぶりに丘陵地帯へ散歩に出掛けたら春が来ていた。

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画像 1 カタクリ、花と蕾


カタクリは、緑があふれる前の春の訪れを知らせてくれる早春の花。

カタクリ(片栗)
ユリ科カタクリ属
学名 Erythronium japonicum

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画像 2 咲き始めの、風に揺れるカタクリの花と蕾


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画像 3 そろそろ咲くであろう蕾


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画像 4 出始めの蕾は直立している


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画像 5 開花はしばらく先の蕾


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画像 6 葉も開いていない出始めの蕾


私的、カタクリについて

 カタクリといえば、台所には必ずある片栗粉(かたくりこ)。昔は、片栗粉は、カタクリの根で作った。今は、ジャガイモで作る。と、耳学問で、「カタクリ」という植物の名称だけは知っていた。しかし、実際のカタクリという植物は見たことがなかった。

 40年近く前の4月の第1日曜日に、単独で山へ出掛けた時のこと。縦走路の終盤、北向きのやや幅の広い尾根の登りで、初めて見る植物が花を付けて群生していた。夕刻間近、北向きの日の翳った場所で、葉には黒っぽい染みのようなまだら模様、花は紫色で地面を向いていた。その時は、何か薄気味悪く、人食い植物ではないかと思った。
 とある施設の読書コーナーの図鑑で調べたら、カタクリだった。これが、カタクリを初めて見たときの思い出。

 4月の下旬、山里の街道沿いにカタクリが咲いていた。六部(ろくぶ)の墓と伝えられている卵塔(らんとう)のある場所。持ち帰りたくなって、掘ってみた。カタクリの根は深いと聞いていたが、欲で掘った。20cmほど掘って切ってしまった。これが、生きているカタクリを無意味に殺してしまったときの苦い思い出。
 
 そして、20数年前のこと。植物学者の講話を聴く機会があった。講師の方のことと、講話の内容は覚えていない。ただ、その時、「ソハヤキ」(襲速紀)と、「Spring ephemeral」(スプリング・エフェメラル)という、私にとって、初めての言葉が脳裏に焼き付いた。
 その講話を聴いて、カタクリは、Spring ephemeralと呼ばれる春植物(はるしょくぶつ)一つであると知った。


 初めは薄暗いところで見たためか、不気味な花と思った。が、明るいところで見れば、可憐な花。そして、カタクリは、緑があふれる前の春の訪れを知らせてくれる早春の花である。カタクリの花に出会うと、ここには綴りきれないほど、色々な春の思い出がよみがえってくる。

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